モスクワ攻防戦の真実を描く「1941」11月公開! ロシア国防省が機密解除した文書&資料を基に脚本作成
2021年8月15日 08:00
“モスクワ攻防戦”の知られざる史実にスポットライトを当てたロシア映画「THE LAST FRONTIER(英題)」が、「1941 モスクワ攻防戦80年目の真実」の邦題で、11月19日から公開されることが決定。あわせて、ポスタービジュアルと予告編が披露された。
1941年、ヒトラーがソ連を奇襲攻撃。ソ連軍は首都モスクワを目指すドイツ軍に総力戦で抵抗し、激戦の果て、モスクワの防衛に成功した。これはナチス・ドイツが喫した初めての大きな敗北でとなり、第2次世界大戦そのものの流れを変える転換点となった。同作では、この“モスクワ攻防戦”に参加した若き士官候補生たちの姿を描いている。
1941年10月。ロシアに侵攻したドイツの大軍は、モスクワを目指し進撃を続けていた。首都が陥落すれば、ソ連の敗北とナチスの勝利が決定的になる。モスクワを死守するため、兵力不足のソ連軍は訓練中の学生兵を戦場に送ることを決断した。ポドリスク兵学校士官候補生のラヴロフ、ディミトリ、看護師のマーシャたち3500人が、イリンスコエ防衛ラインに向かう。与えられた任務は、増援部隊が到着するまで敵を食い止めること。だがそこは、戦場を初めて踏む若者たちにとって、あまりに苛酷な“地獄の最前線”だった。
本作では、当時の戦いを正確に描くため、近年ロシア国防省が機密解除した文書・資料に基づき脚本を作成している。また、激戦の地イリンスコエ前線のあった地に、村、道路、橋、人工の川といったレプリカを、当時の航空写真に参考して正確に復元。ソ連・ドイツ両軍の戦車、装甲車、大砲、航空機などの兵器は、博物館に保管されている“本物”が使用された。
「1941 モスクワ攻防戦80年目の真実」は、11月19日から東京・グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国公開。
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