岡田麿里監督新作「アリスとテレスのまぼろし工場」発表 MAPPA制作で同社初のオリジナル劇場アニメに
2021年8月9日 21:00

岡田麿里の監督第2作で、MAPPAがアニメーション制作を務めるオリジナル劇場アニメ「アリスとテレスのまぼろし工場」の製作が決定した。MAPPAの10周年記念イベント「MAPPA STAGE 2021 10thAnniversary」で発表され、2分におよぶ特報映像、ティザービジュアルもお披露目されている。
MAPPA初のオリジナル劇場作品となる本作は、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」などの脚本で知られ、「さよならの朝に約束の花をかざろう」で監督デビューを果たした岡田をはじめ、副監督に平松禎史、キャラクターデザイン・総作画監督に石井百合子、美術監督に東地和生と「さよ朝」のメインスタッフが再集結。音楽は岡田脚本の劇場アニメ「空の青さを知る人よ」にも参加した横山克が手がける。
岡田監督は、「この『アリスとテレスのまぼろし工場』は、曖昧な世界でもがく少年少女たちが、“恋心”を武器に運命と戦う物語です。信頼するスタッフとともに、地に足がついていながら挑戦的な、このチームでしかできないアニメーション映画を追及したいと思っています。完成はまだ先になりますが、はやく皆様にお届けしたいです」とコメントを寄せている。
特報映像は、緻密な背景美術とピアノの旋律で幕が上がり、少年少女の“心と身体の躍動”が、合唱音楽とともに高まっていく。また、空を駆ける未知の存在、裂ける夜空など、ファンタジー要素も盛り込まれている。ティザービジュアルは、原案を岡田、キャラクターデザインの石井が原画、美術監督の東地が背景とフィニッシュワークを手がけ、絵画風のデザインに仕上がっている。
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