中村義洋×足立紳×窪田将治×16人の俳優部! 短編連作集「稽古場」クラウドファンディング始動
2021年8月6日 18:00
中村義洋監督(「決算!忠臣蔵」「忍びの国」)、足立紳監督(「喜劇 愛妻物語」)、窪田将治監督(「D坂の殺人事件」「裸の天使 赤い部屋」)によるワークショップから誕生した短編映画の連作集「稽古場」のクラウドファンディングが、本日8月6日から「CAMPFIRE」(https://camp-fire.jp/projects/view/459128)でスタート。宣伝配給費(P&A)を募っている。
プロジェクト開始のきっかけは、緊急事態宣言が発令され、エンタメ業界に従事する者の多くが今後について悩み、不安に駆られたこと。監督、俳優、作品に携わるスタッフも“戦う場”を奪われ、映画館も休業を余儀なくされた。そんな大変な状況となったなか、中村監督、足立監督、窪田監督が相談をし、プロジェクトが始動。演技ワークショップを開催し、16人の俳優部とともに短編映画を制作することになった。各監督は、予算・時間・設定(稽古場)など、すべてにおいて同条件のもと、演出&制作を行っている。
俳優部の受講料は、文化庁の助成(文化芸術活動継続支援金)の経費となり(実際、殆どの参加者が使用)、劇場で公開した際の収益、興行収入は参加俳優に均等分配することに。ここには「コロナ禍の影響を受けた俳優部が少しでも収入を得られれば」という思いが込められている。
中村監督作「リアクション・マスター」は、ワークショップを舞台にした人間の悲喜交々を描いたもの。「獣電戦隊キョウリュウジャー」でキョウリュウブルーを演じた金城大和のほか、松木大輔、中垣内彩加、望月めいり、廣田琴美が参加している。
足立監督作「しちゃったね」は、オーディションを舞台にした元カノとの再会物話。NHK連続テレビドラマ小説「まんてん」のヒロイン役で知られる宮地真緒に加え、仁科かりん、横江泰宣、中野歩、西村佳祐、田中偉登が出演。
窪田監督作「パッション・ゲーム」は、売れないアイドルグループの解散話。雑誌「with」のレギュラーモデルを務める安倍乙のほか、遠山泰市、財田ありさ、穴田結海、白戸達也が共演している。
クラウドファンディングのリターンには、監督とのリモート飲み会、オンライン試写会、「演技ワークショップ見学」という俳優部を指導・演出する監督の姿を見学することができるものを準備中。中村監督、足立監督、窪田監督のコメントは、以下の通り。
落ち込むことの多かった2020年という年で、今回の短編映画の撮影は、ああ、私は本当に現場が好きなのだなあ、と今更ながらに気づかされた、生涯忘れ得ぬ日となりました。何かと後ろ向きだった私に「そんなこと言ってたら何もできないじゃないすか」と半ば強引に巻き込んでくれた窪田監督と、泰然自若として終始笑みを浮かべていた足立監督に感謝申し上げます。
「リアクションマスター」は実は十年ほど前から、いつかやれないかと虎視眈々とチャンスを窺っていた作品です。こういう映画があったらどうかと一人考えてはほくそ笑む、とてもふざけた仕掛けの映画ですが、この悪ふざけに怒るどころか共犯者として嬉々としてつき合ってくれた俳優の皆さんに、改めて、心から感謝申し上げます。
そうして元気になった御礼というわけではないんですが、今回のクラウドファンディングにご協力頂けましたら、リターンには暑苦しいほどの全力で臨ませて頂きますので、何卒ご支援のほどよろしくお願いします。
コロナ禍のワークショップで出会った、面白くて素敵な俳優さんたちと短編映画を作りました。ワクワクすることを失うことが多いときに、僕にとっては数少ない楽しい時間でした。
苦しいコロナ禍ではありますが、そのコロナ禍設定でちょっと笑えて少し元気が出るような作品を目指しつつ、魅力的な俳優さんたちが、そのまま魅力的に映ってくれたらと思って作りました。
この俳優さんたちを、是非多くの方々に観ていただきたいです! 応援よろしくお願いいたします!
2020年は悶々としたコロナ禍で、思うように行かない世界になってしまいました。
この短編は理想とかけ離れ、思うように行かない人間が爆発する話です。こんな世界だからこそ思い浮かんだ話です。作品の中でくらい爆発させてくれと。
結果、魅力的な5人の俳優部が鬱憤を晴らすかの如く輝いているかと思います。
きっと時代を担う俳優がいると信じてますので、皆さんも歴史の目撃者となって貰えると嬉しく思います!応援よろしくお願いします。
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