「劇場版 きのう何食べた?」主題歌は「スピッツ」 書き下ろし楽曲「大好物」が流れる予告編&ポスター
2021年8月4日 20:05
西島秀俊と内野聖陽が主演した大ヒットドラマを映画化する「劇場版 きのう何食べた?」の主題歌が、ロックバンド「スピッツ」の書き下ろし楽曲「大好物」に決定。あわせて、同楽曲が流れる予告編(https://youtu.be/XzJsZcVYmF4)とポスタービジュアルも披露された。
累計発行部数765万部(電子版含む)を突破したよしながふみ氏の人気漫画をドラマ化した「きのう何食べた?」。2LDKのアパートで同居する、料理上手で几帳面な倹約家の弁護士・筧史朗(通称シロさん/西島)と、その恋人で人当たりの良い美容師・矢吹賢二(通称ケンジ/内野)の毎日の食卓を通して、男ふたり暮らしのほろ苦くもあたたかい日々が描かれる。2019年4月クールにテレビ東京系列で放送され、全12話の見逃し配信の再生数が100万回という歴代最高記録となり、最終回後には“何食べロス”となる人が続出するなど、大きな反響を呼んだ。
映画版には西島と内野、シロさんとケンジの友人である小日向大策役の山本耕史、小日向の恋人・井上航役(通称ジルベール)の磯村勇斗ら、おなじみのキャスト陣が集結。新たにケンジと同じ美容院に務めるイケメン美容師・田渕剛役で、「SixTONES」の松村北斗も参戦する。ドラマ版に続き、監督・中江和仁(「嘘を愛する女」)と脚本・安達奈緒子(「劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」)のコンビが続投する。
主題歌を手がける「スピッツ」は、21年でデビュー30周年を迎える。映画の主題歌を担当するのは、「先生! 、、、好きになってもいいですか?」(2017)以来、約4年振り。製作陣は「当たり前に思えたことが当たり前にできない今だからこそ、この映画を見た後に『大切な人とご飯が食べたい』という気持ちを持ち帰って欲しい、そんな温かな気持ちにさせてくれる主題歌を映画のラストに聞かせたい」という熱い思いを胸に、「スピッツ」に熱烈オファーし、参加が実現した。
また「スピッツ」は、西島の出演ドラマ「僕とスターの99日」(11)の主題歌を担当。西島は「スピッツ」の楽曲をモチーフにしたSPITZ SONG MOVIE「海でのはなし。」(06)や、スピッツのアルバム「CYCLE HIT 1991-1997 Spitz Complete Single Collection」「CYCLE HIT 1997-2005 Spitz Complete Single Collection」(06)のテレビCMに出演しており、今回が4度目のタッグとなった。
そんな「スピッツ」による主題歌「大好物」の穏やかなメロディが彩る予告編は、ケンジとシロさんの幸せな京都旅行で幕を開ける。しかし、シロさんがケンジと田渕が連れ立って歩く姿を目撃したり、子どもの話題に動揺したりと、穏やかな日常に潜むほろ苦い部分も垣間見える。そして「分かんないけどさ、誰かの嬉しいことってやっぱり嬉しいじゃない?」というケンジのセリフを皮切りに、“何食べ”らしい、仲むつまじいふたりのシーンが展開。最後には、シロさん&ケンジ、小日向&ジルベールのカップルが、おいしそうな料理が並ぶ食卓を囲むほほ笑ましいシーンが切り取られている。
ポスターには、ふたりの満ち足りた表情に、「この美味しい日常をいつまでも。」というコピーが添えられている。「劇場版 きのう何食べた?」は、11月3日に全国東宝系で公開。「スピッツ」の草野マサムネ、西島、瀬戸麻理子プロデューサーのコメントは、以下の通り。
様々な人生の歩み方、新しい家族のあり方、色んな愛の形など、多くの事を問いかけてくれる実は真面目な物語なんですけど、まずとにかく面白いです! アハハと笑わされた後、え? ここで?という場面にふと目頭が熱くなってたりします。なので今回、曲の依頼をいただいたら盛り上がっちゃって、ツルツルっと出来上がったのがこの「大好物」です。なんだか縁を感じています。レシピをメモりたくなる美味しそうなシロさんの手料理を堪能した後、シメのデザートにスピッツの曲も楽しんでいただけたら幸いです。
この映画の主題歌をスピッツさんが担当すると聞いて驚きと嬉しさで飛び上がりました。スピッツさんの楽曲はいつも作品の世界観に優しく寄り添い、見る者の想像力を大きく膨らませてくれます。本当に素晴らしい曲です。この曲を聞いて皆さんあたたかい気持ちで映画館を出られると思います。そしてこの曲を聞く度に、映画「きのう何食べた?」の様々なシーンを思い出して頂けたら幸いです。
当たり前に思えたことが当たり前にできない今ですが、だからこそ、この映画を見た後に「大切な人とご飯が食べたい」という気持ちを持ち帰って欲しい、そんな温かな気持ちにさせてくれる主題歌を映画のラストに聞かせたい、という思いがありました。スピッツさんの紡ぐ、心に灯がともるような歌声や歌詞やメロディが作品の世界観に交わることでその思いが叶うのではないか、と主題歌をお願いするのはスピッツさんしかあり得ないという強い思いでオファーさせて頂きました。草野さんの歌声に柔らかく包み込まれ、大切な誰かを思う、そんな時間を映画館で皆さんに共有して欲しいと願っています。
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