怪獣大暴れに乗じて強盗計画 人気アメコミをジェームズ・ガン弟の脚本で実写映画化
2021年8月2日 21:30
米ソニー・ピクチャーズがアフターショック・コミックスの人気コミック「The Kaiju Score」を実写映画化する企画で、ジェームズ・ガン監督の実弟ブライアン・ガンと従兄弟のマーク・ガンが脚本を手がけることが明らかになった。米Deadlineが独占で報じている。
ジェームズ・パトリック作、レム・ブルー画による原作コミックは、巨大怪獣たちの襲撃によって街中が大混乱に陥るなか、その隙をついて強盗計画を遂行しようとする命知らずの4人組を描いた物語。原作者のパトリックが「ゴジラ映画の劇中、サブプロットとして描かれるタランティーノ監督作とでもいった感じ」と称する、一風変わったコミックだ。
2020年8月、争奪戦の末に映画化権を獲得したソニーが、製作会社エスケープ・アーティスツと共同で製作にあたり、「ノウイング」「イコライザー」の製作陣トッド・ブラック、ジェイソン・ブルメンタル、スティーブ・ティッシュがプロデューサーを務める。なお、監督やキャストについては、現段階で未定となっている。
クリエイターコンビとして活動を続けてきたブライアン&マーク・ガンは、テレビドラマでキャリアを積んだのち、ドウェイン・ジョンソン主演の大ヒット作「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」の共同脚本を手がけ、映画界に進出。ブライアンの兄ジェームズ・ガン製作、エリザベス・バンクス主演のサスペンスホラー「ブライトバーン 恐怖の拡散者」では、共同脚本に加えて製作総指揮も務めた。