「ドクター・スリープ」製作陣、Boom!の人気ホラーコミックをNetflixでドラマ化
2021年7月26日 22:00
「ドクター・スリープ」の監督&プロデューサーコンビが、米コミック出版社Boom! Studiosの大人気ホラーコミック「Something is Killing the Children(原題)」をNetflix向けにドラマシリーズ化することがわかった。米ハリウッド・レポーターが独占で報じている。
ジェームズ・ティニオン作、ウェルテル・デルエデラ画による原作コミックは、2019年9月に発刊されるやコミックファンの間で評判を呼び、初号だけで17万5000部を売り上げる大ヒットとなった。すでにシリーズ累計発行部数120万部を突破しており、世界10カ国語に翻訳されているほか、アイズナー賞をはじめとする数々のコミック賞を総なめにしている。
子どもを食べるモンスターたちがはびこる町を舞台に、唯一の生存者であるティーネイジャーと、モンスターに真っ向から戦いを挑む謎の少女エリカ・スローターの活躍が、現代社会特有の孤独感や複雑な家族模様、LGBTQコミュニティの葛藤など多様なテーマを織り交ぜて描かれる。
13年の「オキュラス 怨霊鏡」にはじまり、スティーブン・キングの小説を映画化した「ジェラルドのゲーム」と「ドクター・スリープ」、Netflixのホラーアンソロジー「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」まで、数多くの作品でタッグを組んできたマイク・フラナガン監督とプロデューサーのトレバー・メイシーが、共同で脚本を執筆。制作総指揮に加え、ショーランナーに初挑戦する。また、Boom! Studiosのロス・リッチーCEOと企画開発部門トップのスティーブン・クリスティ、テレビ部門のトップを務めるマーク・アンブローズも制作総指揮に名を連ねる。
フラナガン&メイシーの製作会社イントレピッド・プロダクションズは、「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」の大ヒットを受け、Netflixと包括契約を締結のもと、続編となる「ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー」を制作。この先、フラナガンが監督を務める超常現象ホラー「Midnight Mass(原題)」と、クリストファー・パイクのYA向けホラー小説をドラマ化する「The Midnight Club(原題)」のNetflixオリジナルシリーズ2作品が控えている。