「ブレイキング・バッド」クリエイター、ソニーと契約を延長
2021年7月20日 11:00
傑作ドラマ「ブレイキング・バッド」の生みの親であるビンス・ギリガンが、同番組を制作したソニー・ピクチャーズ・テレビジョンとの包括契約を延長したと、米ハリウッド・レポーターが報じている。
「ブレイキング・バッド」は、余命数年と宣告された高校の化学教師ウォルター・ホワイトが、家族に財産を残すため化学の知識を生かして麻薬精製に手を染め、裏社会で「麻薬王ハイゼンベルグ」として巨額の富を築くことになるさまを描いた物語。同番組は米テレビ界最高の栄誉とされるエミー賞で、最高賞にあたる作品賞を2年連続受賞しており、21世紀最高のテレビドラマのひとつとされている。
また、その前日譚を描くドラマ「ベター・コール・ソウル」や、映画「エル・カミーノ:ブレイキング・バッド THE MOVIE」などが生まれ、「ブレイキング・バッド」ユニバースが構築されていることでも知られている。
ギリガンは、15年前にソニー・ピクチャーズ・テレビジョンと契約を締結した。このほど、現行契約の満了に伴い、ギリガンは、「20秒ほど検討して」再契約することを決めたとコメント。再契約の理由について、「ソニーはとても寛大で、仕事をするには最高の場所です」と説明している。
「ベター・コール・ソウル」は、2022年全米放送のシーズン6で完結予定。ギリガンは、新ドラマ企画の準備を進めているという。