皮膚を売り、アート作品となった男がたどる数奇な運命とは…アカデミー賞ノミネート作、11月12日公開
2021年7月15日 17:00

第93回アカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートされた「皮膚を売った男」の公開日が、11月12日に決定。あわせて披露されたティザーポスターには、大金や自由と引き換えに、現代アートの巨匠により背中にタトゥーを施され、アート作品として取引されるようになる難民サムの姿がおさめられている。
当局の監視下にあり国外へ出られないサムは、偶然出会った芸術家から、ある提案を受ける。それは背中にタトゥーを施し、自らがアート作品となること。自身が芸術品になれば大金を得られ、展覧会のたびに海外にも行ける。海外で離ればなれになっていた恋人に会うため、サムはオファーを受けるが、次第に精神的に追いつめられてゆく。
ティザーポスターの中央には、「VISA」という文字を彫られたサムの背中を配置。その哀愁漂う背中とは対照的に、彼の目の前で拍手をする無数の観客たちが切り取られ、タイトルはネオンのような光を放っている。サムがたどる数奇な運命を暗示するビジュアルとなった。
本作は第77回ベネチア国際映画祭のオリゾンティ部門でプレミア上映され、主演のヤヤ・マヘイニが男優賞を受賞。そのほか第26回リュミエール賞の合作賞や、第31回ストックホルム国際映画祭の脚本賞などを獲得し、第33回東京国際映画祭でも上映され、話題を呼んだ。米批評家サイト「Rotten Tomatoes」では、満足度92%(7月14日時点)の高評価を獲得している。
マヘイニのほか、「007 スペクター」「男と女 人生最良の日々」のモニカ・ベルッチ、「アンノウン・ボディーズ」「Uボート:235 潜水艦強奪作戦」のケーン・デ・ボーウが共演。「Beauty and the Dogs」(2017)でカンヌ国際映画祭のある視点部門で音響賞を受賞し、アカデミー外国語映画賞のチュニジア代表に選ばれたカウテール・ベン・ハニア監督がメガホンをとった。
「皮膚を売った男」は、11月12日に東京のBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開。
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