塚本晋也監督「野火」7年目、戦後76年 今夏もアンコール上映決定
2021年7月14日 09:00
構想から20年の歳月をかけ完成させ、2014年にベネチア映画祭メインコンペティション部門出品、翌年に全国83館で劇場公開。その後も、製作当初から「「野火」を毎年終戦記念日に上映されるような映画にしたい」という塚本監督の思いに共感した劇場で、毎年アンコール上映を重ねてきた。初年度からの劇場・自主上映含む累計観客数はおよそ9万5000人にのぼる。公開から7年目となる戦後76年の今年も渋谷・ユーロスペースを中心に全国32館の劇場で上映される(7月3日現在)。
7年目の上映となる今年も東京都内での塚本監督の登壇のほか、劇場とオンラインでつながるリモートトークも実施予定。各劇場の上映予定、トークイベント等実施の詳細は劇場HP、「野火」オフィシャルサイト・SNSにて随時告知する。
日本軍の敗北が濃厚となった第2次世界大戦末期のフィリピン戦線。結核を患った田村一等兵は部隊を追放され、野戦病院へと送られる。しかし、野戦病院では食糧不足を理由に田村の入院を拒絶。再び舞い戻った部隊からも入隊を拒否されてしまう。戦場という異常な空間で極限状態に追い込まれた人間たちが描かれる。
「野火」。今年で7年目の上映になります。
毎年多くの劇場さんが上映してくださること、
多くのお客様が劇場に足を運んでくださること、
あらためて喜びと感謝の念が溢れてきます。
今の世の中に「野火」が必要と思ってくださっている証と思います。
世の中はよりエキセントリックにギスギスしてきていると感じます。
長い間戦争をしない国でいられた日本は、すでに大きく様変わりして止めることが
困難になってきた状況ですが、皆がほんとうに望む方向に正確に進んでくれることを
願うばかりです。
「野火」はその一助になると信じています。
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