遊園地で老人が罵られ、大変な目に……ロメロ監督が高齢者虐待問題を容赦なく描写した問題作、予告公開
2021年7月14日 17:00

2017年7月に肺がんのため77歳で死去したゾンビ映画の始祖ジョージ・A・ロメロ監督が1973年に手掛けた、幻の未発表映画「アミューズメント・パーク」の予告編と新場面写真が初披露された。
1978年に「ゾンビ」を発表し、全世界を恐怖のどん底へ叩き落し、以降“ゾンビ映画”というジャンルを確立したロメロ監督。「アミューズメント・パーク」が発見されたのは3年前のことで、4Kレストアが行われている。元々は年齢差別や高齢者虐待について、世間の認識を高めるため、ルーテル教会がロメロに依頼した企画。しかし、完成した作品は、老人の悲惨な状況が容赦なく映されていた。あまりにもストレートに当時のアメリカ社会を描いた内容に依頼者はおののき、長年封印されていたのだ。ロメロ監督が「ある意味での教育映画を撮っていた」という希少性。ホラー映画ではないが、ロメロ監督の視点で現実を映し出した貴重な作品でとなっている。


予告編は、「外は楽しくないぞ」と落胆するボロボロの老人に対し、「自分で確かめます」といい、意気揚々と外出する綺麗な装いの老人の姿から始まる。若者たちで賑わう“アミューズメント・パーク”。老人は徹底的に邪魔者扱いされ、スリにも遭うはめに。老人に厳しい人々の光景に続き、やがて「誰もが行きつく先…」というテロップが挿入される。「何も…何も…何もないんだ」と嘆く老人。彼の後ろ姿をとらえたカットでは、その肩の落ち方がすさまじく、いたたまれない気持ちにさせられる。
「アミューズメント・パーク」は、ロメロ監督の命日である7月16日にミニシアターの映画祭「カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション(R)2021」で先行上映されたのち、10月15日から東京・新宿シネマカリテで公開。
(C)2020 George A. Romero Foundation, All Rights Reserved.
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