もしキャプテン・アメリカがいなければ?実写と別の物語紡ぐアニメ「ホワット・イフ…?」8月11日配信
2021年7月9日 17:00
ディズニーの動画配信サービスDisney+で独占配信される、マーベル・スタジオ初のアニメシリーズ「What If…?(原題)」が「ホワット・イフ…?」の邦題で8月11日に配信開始されることが決定した。あわせて、キービジュアルと予告編が公開された。
「ホワット・イフ…?」は、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)における重要な瞬間に焦点を当て、「もし~だったら?」というコンセプトのもと実写映画とは別の物語を紡ぐオリジナルアニメシリーズ。マーベル・スタジオ社長のケビン・ファイギが制作総指揮を務める。MCU作品のメインキャストがこぞって声の出演を果たすことでも注目を集めている。
現在明らかになっている物語のひとつは、「キャプテン・アメリカ」シリーズを題材にしたもの。映画版MCUでは、兵士として不適格とされた貧弱な青年スティーブ・ロジャースが、軍の「スーパーソルジャー計画」に志願し、超人血清の投与で得た強靭な肉体と正義あふれる魂でキャプテン・アメリカとなる。そしてスーパーソルジャー計画を担っていたイギリス空軍のエリート軍人ペギー・カーターとひかれ合いデートの約束をするが、その約束を果たせないまま悲しい別れが訪れてしまう。しかし、「ホワット・イフ…?」では、「もしものペギー・カーターに超人血清が投与され、貧弱なスティーブ・ロジャースがハワード・スタークのアーマースーツを着て戦いに加わっていたら……?」というストーリーが展開されていく。
このほど公開された予告編では、「アイアンマン」(2008)でテロ組織の襲撃により致命傷を負うはずのトニー・スタークが何者かによって助けられたり、「アベンジャーズ」(12)で最強チーム“アベンジャーズ”が結成され米ニューヨークに集結するはずのメンバーが、なぜか東京で、しかも映画版とはまったく違うメンバーであるスター・ロード、ガモーラ、ブラックパンサーが集結していたりと、予想だにしない出来事の一端を見ることができる。ほかにも、ブラックパンサーことティ・チャラは、スター・ロードことピーター・クイルのような姿でヨンドゥ率いる“ラヴェジャーズ”になり、ゾンビ化したキャプテン・アメリカも登場。映像内の「同じ宇宙はない、すべて違う。ひとつひとつが唯一無二だ」という言葉は、マルチバースの新たな広がりを明示しており、MCUのキャラクターたちのそれぞれの“もしもの物語”がコメディ、アクション、ホラー、サスペンスといった様々ジャンルで語られていくさまが収められている。
「ホワット・イフ…?」は、Disney+で8月11日に世界配信される。
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