城桧吏、映画初主演作「都会のトム&ソーヤ」完成に喜びもひとしお「今も泣きそう」
2021年6月29日 20:11
はやみねかおる氏の推理小説シリーズを原作に、映画版のオリジナルストーリーで展開する「都会(まち)のトム&ソーヤ」の完成披露試写会が6月29日、都内で行われ、主演を務める城桧吏、本作で俳優デビューを飾る酒井大地が出席した。
自称・ごく普通の中学2年生の内藤内人(城)と、同級生で財閥の御曹司・竜王創也(酒井)が手を組み、天才クリエイター集団が“都会”に仕掛けるリアル謎解きゲームに挑む。2020年の劇場公開を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大により撮影が延期になり、同年10月に撮影を再開し、無事にクランクアップを迎えた。
「万引き家族」「約束のネバーランド」で注目を浴びた城にとって、本作が映画初主演となり「うれしい反面、原作が大好きだったので、緊張もあった」と述懐。「無事に撮影が終わり、皆さんの協力もあって、こうして完成披露試写会が行われるので、うれしい気持ちでいっぱいです」と喜びと感謝を語った。
撮影中は「できる限り、現場を明るくして、みんなのことを盛り上げようと、大地と一緒にギャグを言ったりした」と座長ぶりも発揮。メイキング映像が上映されると「リハーサルも含めて、みんなで長い時間、頑張ってきたので、思い出も多くて……。撮影が終わると思うと、悲しい気持ちで泣いちゃって。今も泣きそうですね」としみじみ。「謎解きはもちろん、デコボココンビが足りない部分を支えながら、冒険する姿を楽しんでもらえれば」とアピールしていた。
酒井は「スターダストプロモーション 第1回 スター☆オーディション」で男子グランプリを射止め、本作が俳優デビューとなる。初の舞台挨拶に「緊張で心臓が飛び出そう」と心境を明かし、役柄については「成績優秀な役ですが、僕はおバカで全然違う(笑)。演じるのが怖かったです」と振り返った。それでも「桧吏が温かい言葉をくれた。最初の相棒、共演者が桧吏で良かったなと思います」と全幅の信頼。これには、城も「ちょっと照れますね」とはにかんだ。
完成披露試写会には共演者で、同じ事務所に所属する豊嶋花、渡邉心結、玉井詩織(ももいろクローバーZ)、森崎ウィン、河合勇人監督が出席。「ガチガチの緊張がこちらにも伝わる。この作品で出会った仲間と経験は、今後の宝物にはるはず」(玉井)、「今日は作品の門出、そしてかわいい後輩たちの門出の日。作品もめちゃくちゃ面白くて、見終わると、見慣れた風景が違って見える」(森崎)と後輩たちの奮闘に目を細めていた。
「都会(まち)のトム&ソーヤ」は、7月30日に公開。完成披露試写会の出席者に加えて、中川大志、本田翼、市原隼人ら豪華キャストが出演している。