タランティーノ、監督第10作で引退の意思変わらず 「レザボア・ドッグス」リメイク検討の過去を告白
2021年6月29日 11:00

鬼才クエンティン・タランティーノが、自身の監督第10作となる次作で映画監督を引退する考えに変わりがないことを、改めて強調した。
このほど、タランティーノ監督は、2019年に劇場公開された監督第9作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のノベライズ版の発売を記念して、米トーク番組「Real Time with Bill Maher」に出演。以前から公言してきた監督第10作で引退する考えに変わりがないことを明らかにした。

タランティーノ監督は、その理由を「映画史を見ても、これから先、映画監督として向上できないことは分かっている」と説明。「もしドン・シーゲル監督が1979年の『アルカトラズからの脱出』で引退していたら、とてつもなく素晴らしい遺作となっていた。完璧なマイク・ドロップだ。だが、監督はあと2本(『ラフ・カット』『ジンクス! あいつのツキをぶっとばせ!』)もダラダラと作ってしまった」と名匠を引き合いに語った。
司会のビル・マーが、監督第1作「レザボア・ドッグス」を現代の視点で作り直してみてはどうかと提案すると、タランティーノ監督は「あれは、当時の瞬間を捉えようとして作った作品だ」と否定的に返答。しかし、監督第10作として「レザボア・ドッグス」をリメイクすることを検討したことがあると告白し、「実際にやることはないよ、インターネットの諸君」と念を押しつつ、「だが、たしかに検討したことはある」と認めた。
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