報道では映し出せない菅首相の素顔に迫る 「新聞記者」プロデューサーによる政治ドキュメント「パンケーキを毒見する」予告
2021年6月23日 09:00
「新聞記者」「i 新聞記者ドキュメント」などの社会派作品を送り出してきた映画プロデューサーの河村光庸が企画・製作・エグゼクティブプロデューサーを務め、第99代内閣総理大臣・菅義偉の素顔に迫った政治ドキュメンタリー「パンケーキを毒見する」の予告編とポスター画像が公開された。
ブラックユーモアを交えながらシニカルな視点で日本政治の現在を捉えた。秋田県のイチゴ農家出身で、上京してダンボール工場で働いたのちに国会議員の秘書となり、横浜市議会議員を経て衆議院議員となった菅氏。世襲議員ではない叩き上げの首相として誕生した菅政権は、携帯料金の値下げ要請など一般受けする政策を行う一方で、学術会議の任命拒否や中小企業改革を断行した。映画では、石破茂氏、江田憲司氏らの政治家や元官僚、ジャーナリストや各界の専門家に話を聞き、菅義偉という人物について、そして菅政権が何を目指し、日本がどこへ向かうのかを語る。さらに菅首相のこれまでの国会答弁を徹底的に検証し、ポーカーフェイスの裏に隠された本心を探る。
予告編では、ナレーションを担当する古舘寛治が「報道では決して映し出せない首相の素顔に迫るドキュメンタリーである」と本作を紹介、若かりし頃の映像や前川喜平や石破茂、村上誠一郎など菅首相をよく知る人物のインタビューを交えながら、菅首相の素顔に迫る様子を切り取り、さらに、風刺のきいたアニメを織り交ぜながら、「こんな日本に誰がした?」と観る者に問いかける映像となっている。
7月30日から新宿ピカデリーほか、全国順次公開。