山田孝之、村西とおるを演じ共演者に嫌われる？　贖罪は「皆さんのインスタにいいね」

“放送禁止のパイオニア”として時代の寵児となったAV監督・村西（山田）と仲間たちの狂乱を描き、一大旋風を巻き起こした「全裸監督」。シーズン2では「空からエロを降らせる」べく、衛星事業に乗り出す村西の規格外の転落劇が描かれる。この日は山田をはじめ、満島真之介、玉山鉄二、森田望智、恒松祐里、柄本時生、伊藤沙莉、冨手麻妙、後藤剛範、西内まりや、増田有華、國村隼、後藤孝太郎監督、武正晴総監督が登壇した。

前作に続き出演した冨手は「新たにメンバーに加わった女優さんたちと、女性の強さを出すシーンがありました。それを乗り越えたからこそ村西監督のことが大嫌いになり、山田孝之さんのことも大嫌いになってしまった。現場では村西とおるとして存在しているので、目が合うだけでムカつくし、いるだけで腹が立ってしょうがない状態。私だけじゃなくて女優陣みんなそうだと思います」と振り返る。

「本当そうなんです」と頷いた山田は、「今も皆さんを見られない。僕が毎日やっているのは、皆さんのInstagramにひたすらいいねをする。少しずつ歩み寄っていかないと」と、小さな贖罪を明かした。

前作で強烈なインパクトを残した森田は「やりきったな、思い残すことは何もないという思いと同時に、このキャラクターに現実で会うことはないと思うと寂しくなりました。乗り越えられないものはないかもしれないという希望や、自分が生きていくうえでの覚悟、軸を作ってくれた作品です」と思い入れを語る。

役作りのために増量したという山田は、共演者から増量方法を詳しく聞かれるも、「具体的に何かを言うと、まだまだCMが欲しいなとかお金に対して執着が強い方なので、食べ物が言えない。高カロリーなものを食べていたくらいしか言えないです」とごまかすなど終始冗談めかしていたが、最後には「転落のストーリーになっていますが、作品として楽しんでもらえるよう派手に転げ落ちたので、反面教師として楽しんでもらいたい」と真面目にメッセージを送った。

「全裸監督　シーズン2」は、6月24日からNetflixで全世界同時配信。