500人以上が街角で歌い踊る!「イン・ザ・ハイツ」壮大なパフォーマンスに圧倒される8分以上の冒頭映像
2021年6月15日 10:00
トニー賞、グラミー賞で受賞を重ねた傑作ミュージカルを映画化し、全米オープニング成績1140万5000ドルのヒットスタートを切った「イン・ザ・ハイツ」の8分以上におよぶ本編冒頭映像が披露された。総勢500人以上のダンサーやエキストラが街角で踊るミュージカルシーンに圧倒される。
「クレイジー・リッチ!」のジョン・M・チュウ監督が、壮大なスケール、カラフルな映像美、今日の社会情勢を反映した大胆なアレンジを加え、「ハミルトン」のリン=マニュエル・ミランダによるミュージカルを映画化。米ニューヨークの片隅にある、祖国を遠く離れた住民たちで賑わう街ワシントン・ハイツを舞台に、若者たちの夢、逆境に立ち向かう人々の絆を描き出す。
本作は、6月11日に全米の3456 スクリーンで公開されると、公開後3日間で興行収入1140万5000ドルを記録。米批評家サイト「Rotten Tomatoes」では、満足度96%(6月14日時点)の高評価を獲得しており、さらなるヒットが期待されている。アリアナ・グランデやヒュー・ジャックマンが、SNSアカウントに絶賛コメントを投稿したことでも話題となった。
本編冒頭映像は、映画のタイトルを冠するテーマ曲「イン・ザ・ハイツ」にのせ、主人公ウスナビ(アンソニー・ラモス)が家を出て、自身がオーナーを務めるコンビニへと向かう朝の風景でスタート。実在するワシントン・ハイツと同様、軽快なリズムと音楽に溢れた街の空気を感じることができる。続いてウスナビに挨拶するピラグア・ガイ(かき氷売り)を演じるのは、本作の生みの親であるミランダ。住人たちのお母さんのような存在であるアブエラ(オルガ・メレディス)、タクシー会社で働くベニー(コーリー・ホーキンズ)、ウスナビが密かに思いを寄せるヴァネッサ(メリッサ・バレラ)らが次々とコンビニを訪れる。
映像では、人々が夢を追い、この街へはるばるやってきたものの、生活苦や将来への不安など様々な問題を抱えていること、また街全体が大きな危機を迎えていることが示唆される。さらに、オープニングシーンを彩る、躍動感たっぷりの群舞シーンは圧巻。移民である住人たちが、居場所を追われそうになりながらも、「何度でも立ち上がる」という魂の叫びが、力強く響く。実際の撮影には、ミランダが今も暮らすワシントン・ハイツの住民たちが参加したという。
「イン・ザ・ハイツ」は、7月30日に全国公開。