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笠松将×阿部純子「リング・ワンダリング」22年2月公開 「アルビノの木」金子雅和監督が紡ぐ、一夜の幻想譚

2021年6月15日 06:00

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主演は「花と雨」の笠松将
主演は「花と雨」の笠松将
(C)2021 リング・ワンダリング製作委員会

笠松将が主演し、阿部純子がヒロイン役を演じる「リング・ワンダリング」が、2022年2月に渋谷シアター・イメージフォーラムほかで全国公開される。

メガホンをとったのは、海外の映画祭で20冠の映画賞を獲得した「アルビノの木」の金子雅和監督。タイトルの「リング・ワンダリング」は、「人が方向感覚を失い、無意識のうちに円を描くように同一地点を彷徨い歩くこと」を指す。

物語の舞台は、東京の下町。漫画家を目指す草介は、幻のニホンオオカミを題材にした漫画を構想するが、上手く描けず悩みを抱えている。ある日、不思議な女性・ミドリに怪我をさせてしまった草介は、彼女を家族が営む写真館へ送り届ける。そして、ミドリの家族との出会いを通じて、東京という土地に眠る過去の記憶を知ることになる。

笠松が草介役を演じ、阿部がミドリ役と、草介が描く漫画のヒロイン・梢の2役を演じる。人間の「生」や「死」に実感を持てない若者が命の重みを知る、幻想的で切ない物語となっている。

阿部純子はひとり二役を演じる
阿部純子はひとり二役を演じる
(C)2021 リング・ワンダリング製作委員会

金子監督は「アルビノの木」の公開後、「オリンピックに向け再開発が進む東京に対し言葉にならない不安を抱いていた」と語る。そんなとき、「東京の地面の下から発掘された遺物をきっかけに、この土地が持っている過去の記憶が蘇る物語」を思いついたという。

主演の笠松は、金子監督と沢山の意見交換を行ったことを明かし、「先の事は一切考えず、目の前のことだけに熱中する事を大切にした」と話す。一方、阿部は、「初めてロケ現場に足を踏み入れた時、 一切の妥協を許さない監督の作品に対する姿勢に圧倒された」と振り返った。

そんなふたりに対し、金子監督は、「主人公を演じる笠松将さんの野生的な佇まいと眼差し、ヒロインの阿部純子さんが持つ神秘性。この二人以外はなかった、と確信する彼らの魅力が、一夜の儚い夢のような物語を実現させてくれました」と賛辞を送っている。

笠松と阿部、金子監督のコメント全文は以下の通り。

笠松将

金子監督とは、沢山の意見交換を行いました。監督の全身全霊の愛を感じる事ができる、暖かい作品になっています。

草介という役については、先の事は一切考えず、目の前のことだけに熱中する事を大切にしました。

不思議な世界のお話です。ただ、もしかしたら僕たちもこの主人公のような体験を知らず知らずの内にしているのかもしれない。

この作品に出会い、僕には知らない事があまりにも多いという事に気付かされました。大切なものをもっと大切に生きていきたいと思います。

とても繊細で、優しい、ヒューマンドラマです。思い悩むこの時代の全ての人が、優しくなれる作品です。

金子監督の作る映画の美しさは、まるで墨絵のような深みがあります。

日本でしか見られない壮大な自然が、ひとりの登場人物として雄弁に語り出し、いつの間にか物語を凌駕しているのです。

初めてロケ現場に足を踏み入れた時、 一切の妥協を許さない監督の作品に対する姿勢に圧倒されたことを覚えています。

私は、ただ、その映画の登場人物として、 自然の中でそこに”ある”ことができて、本当に幸せでした。

リング・ワンダリング」とは、『人が方向感覚を失い、無意識のうちに円を描くように同一地点を彷徨い歩くこと』を指す、とのこと。

この映画で、ぜひそんな感覚を疑似体験してみてください。

金子雅和監督】

自然と人間の関係を描いた初長編監督作『アルビノの木』の公開が終わったあと、オリンピックに向け再開発が進む東京に対し言葉にならない不安を抱いていた私は、ある日突然、東京の地面の下から発掘された遺物をきっかけに、この土地が持っている過去の記憶が蘇る物語を発想しました。

本作のタイトルは、漫画を描くことに没頭する若き主人公が体験した、現実と幻想の間を行き来する「命の旅」を表わしています。

主人公を演じる笠松将さんの野生的な佇まいと眼差し、ヒロインの阿部純子さんが持つ神秘性。この二人以外はなかった、と確信する彼らの魅力が、一夜の儚い夢のような物語を実現させてくれました。ぜひ劇場でご体験下さい。

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