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俳優デビューを果たしたセカオワFukase、注目の初セリフは? 「キャラクター」殺人鬼の狂気がのぞく本編映像

2021年6月10日 08:00

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劇中と撮影現場の両方で、Fukaseが初めてセリフを発したシーン
劇中と撮影現場の両方で、Fukaseが初めてセリフを発したシーン
(C)2021 映画「キャラクター」製作委員会

菅田将暉が主演し、人気バンド「SEKAI NO OWARI」のボーカル・Fukaseが共演した映画「キャラクター」の本編映像(https://youtu.be/8AEvwK6UWHY)がお披露目。本作で俳優デビューを果たしたFukaseが初セリフを発する、記念すべきシーンがおさめられている。

20世紀少年」など浦沢直樹作品を数多く手掛けてきたストーリー共同制作者・長崎尚志氏が、「もしも売れない漫画家が殺人犯の顔を見てしまったら? しかも、その顔を“キャラクター”化して漫画を描いて売れてしまったとしたら――」というアイデアを基軸に、10年をかけて練り上げたダークエンタテインメント。菅田とFukaseに加え、小栗旬中村獅童高畑充希が共演し、永井聡監督(「帝一の國」)がメガホンをとった。

約1年半もの間、芝居のワークショップに通い、演技の勉強を重ねてきたFukaseが挑むのは、天才的な殺人鬼・両角役。神出鬼没なうえに、犯行の目的や身元など、全てが謎に包まれている。彼は犯行後に事件現場で、リアルな悪が描けずに苦悩する漫画家・山城(菅田)と遭遇。山城は目撃した両角の姿をイメージし、殺人鬼を主人公にした漫画「34(さんじゅうし)」を描く。やがて両角は山城の前に現れ、漫画で描かれた事件を「自らがリアルに再現した」と告げ、漫画を「ふたりの共作」と呼び、さらなる凶行に走る。

本編映像には、そんな美しくも異質な存在である両角の“異常者”の片鱗が切り取られている。山中を歩く両角は、そばを通った車の運転席から「大丈夫ですか?」と声をかけられ、不気味な笑みを浮かべながら、「大丈夫じゃないです」と答える。この言葉こそが、劇中と撮影現場の両方で、Fukaseが初めて発したセリフとなった。普段のFukaseの話し声よりも、少し高めに聞こえる声が、どこか不気味に響く。

その後、両角は運転手の話を遮るように「乗せてもらっていいですか?」と頼み、車に乗りこむ。そして車中の男の子が読んでいた漫画雑誌に目を留め、「そのなかの『34』って知ってる?」「殺人鬼のダガーっていうキャラ、僕に似てない?」と質問を投げかける。「ザクッ! ビシャッ! ギャアァ!って感じで……」と、漫画内の擬音語を使い、ダガーのかっこよさを伝え、恍惚に満ちた表情を浮かべる両角。殺人鬼の狂気がのぞく、不穏な仕上がりとなった。共演した菅田は、「シンプルに一役者として対峙するのがすごく楽しかったです。両角はFukaseさんしかいなかったですね。」と賛辞をおくっている。

キャラクター」は、6月11日に全国公開。

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