芳根京子、7年ぶり単独主演作で悔し泣き 寺島しのぶが労い「頑張ったね」
2021年6月3日 12:00

「愚行録」「蜜蜂と遠雷」を手掛けた石川慶監督の最新作「Arc アーク」の完成報告会見が6月2日、都内で行われ、芳根京子をはじめ、寺島しのぶ、岡田将生、清水くるみ、小林薫、風吹ジュン、石川監督が登壇。主演として難役を演じ切った芳根に、寺島ら共演者が労いの言葉をかける一幕があった。
本作の原作は、21世紀を代表するSF作家ケン・リュウの短編小説「円弧(アーク)」(ハヤカワ文庫刊)。今泉力哉監督作「愛がなんだ」の澤井香織と石川監督が共同で脚本を執筆し、新たなオリジナルストーリーを融合させた。不老不死の処置を受け、人類史上初の永遠の命を得た女性・リナを芳根が演じている。

芳根について、寺島は「すごくガッツがある。ずっと踊っているシーンはなかなかうまくいかなくて、悔し涙を流していた。できるところまで一生懸命やって、気付いたらてっぺん回っていて。それでも監督はまだ撮ろうとするから、『監督、帰してあげてください』って私が言わないといけなかった。それくらい監督に応えようとする芳根さんも、芳根さんの魅力を撮ろうとする監督も素晴らしかった」と現場での様子を伝え、隣の芳根へ向けて「頑張ったね」と労いの言葉をかける。
悔し涙について「そんなこともありましたね」と照れ笑いを浮かべた芳根は、「一人では作れなかった役だなと思っています。石川監督とは、二人三脚で脚をがっつり結ばれて同じ歩幅で進んでいくように、同じ感情を共有しながらリナという女性を作っていきました」としみじみ。
リナと結婚することになる天音を演じた岡田は「この映画のクランクインが(芳根との)キスシーンだったんです。すごく久々にお会いしたのに、急にキスシーンで緊張しました」と打ち明け、「俳優としての信頼関係に不安はなかったですが、役柄同士は初めてでどうしようと思っていたら、石川監督と3人で段取りをしていくなかで、関係性を理解できるようになっていきました」と語った。

その岡田に対し、芳根は「『天音役が岡田さんになるかもしれません』と言われたときに、『かもなんてやめてください、決めてください』とお願いしたくらい、リナにとって大切な役で気にかけていたので、ご一緒したことのある岡田さんと聞いたとき心の底からホッとしました」と信頼を寄せ、「撮影に緊張していましたが、岡田さんとご一緒のシーンは心がポカポカする気持ちで嬉しかったです。“癒しのまーさん”です」と笑い合う。
最後に、芳根は本作が7年ぶりの単独主演作であることを明かし、「あまりこういうことは言わないのですが、本当に気合が入っています。本当に素敵なチームで撮影させていただきました。この思いがたくさんの方に届いたらいいなと思っています」と呼びかけていた。
「Arc アーク」は、6月25日から全国公開。
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