ラウール「心がぷるぷると潤いました」 映画単独初主演作で体感した“青春”を振り返る
2021年5月19日 14:00
人気アイドルグループ「Snow Man」のラウールが映画単独初主演を務め、吉川愛と共演する「ハニーレモンソーダ」のハニレモしゅわきゅんサマー開幕式が5月18日、ユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、ラウールと吉川のほか、堀田真由、濱田龍臣、坂東龍汰、岡本夏美、神徳幸治監督が登壇した。
「りぼん」連載中の人気コミック(作:村田真優氏)を実写映画化。レモン色の髪をした三浦界(ラウール)と、内気なヒロイン・石森羽花(吉川)の恋模様を描く。ラウールは「(単独で)主演の映画は初めてなので、観てくださる方の反応が楽しみです」と挨拶。また、いつもよりかしこまった様子で「今日は初めてのことがたくさんで、めちゃくちゃ緊張しています。ガチガチです」と胸の内を明かすと、他のメンバーから笑いが漏れた。
映画単独初主演については「たくさんプレッシャーもありましたが、完成した作品を観るときは緊張して、恥ずかしくて仕方がなかったです。客観的に観ても心がぷるぷると潤いました。青春とはこのことなのか、と知ることができました。自分自身はあまり青春がないタイプなので、青春っていいなと素直に思えました」(ラウール)と振り返る。また、完成した作品を鑑賞した際は、ラウール、吉川、岡本の3人が居合わせたようだ。
ラウール「本編を観たときはちょうどマスクをしていたので、(照れ隠しのため)半分くらい目を隠しながら観ていました」
吉川「前の座席に座っているラウールさんが、キュンキュンシーンになると下に消えていくんです」
岡本「あんな大きい人が居なくなれるんだというくらい沈んでいました」
吉川は、ラウールとの共演について「最初お会いしたときは全然目が合わなくて、仲良くなるシーンはどうしようと思ったんです。ですが、“三浦界”のスイッチが入るとコロッと変わって、私の目を見てくださるようになって。その一瞬で変わる瞬間を見て、さすがプロだなと思いました」と説明。すると坂東が、ラウールの“人見知りエピソード”を告白。初対面となった本読みの時、小声で挨拶をしたラウールのモノマネを披露すると、キャスト陣からは笑い声。神徳監督が持ってきたトランプでババ抜きをしたエピソードも明かされ「、ラウちゃん(ラウール)弱かった」(坂東)、「顔に全部出ていた」(濱田)と意外な弱点を暴露されていた。
神徳監督は「作品の世界観の中で、(役者たちが)それぞれが自分の役を考えてしっかり生きていたので、そこを見逃さないようにしていました」と撮影を述懐。思い出に残ったシーンについて「ラウールがトゥンカロン(中のクリームが通常よりも多いマカロン)を食べるシーンです。普通横向きで食べると思うんですが、縦で食べていて」と話すと、ラウールは「一口で食べたいなという希望があったんですが、横は入らなくて。奥行きには自信があったので縦で食べていたら、変だねと言われました」と切り返していた。
また、ラウールは印象に残ったシーンについて「学校に羽花ちゃんと手を繋いで入っていくところです。女の子、男の子たちから『キャー』と言われて、撮影していて恥ずかしくなってしまいました。(普段のアイドルとは違い)学校という施設の中で制服ということもあり、非日常体験ができました」とコメント。一方、吉川は「自転車に乗るシーンです。あり得ないくらいの坂を、足を付けずにずっとあがっていかなくてはいけなくて。ものすごく暑くて、倒れてしまうんではないかと思いましたが、カメラも気にせず一生懸命漕ぎました」と振り返っていた。
この日は「普段はレモンソーダみたいに刺激的で塩対応。好きな人の前ではハニーが増えて甘くなる」というギャップを表現した“ハニーレモンソーダ男子”界にちなみ、キャスト6人の中で誰が一番“ハニーレモンソーダ”な性格か答えることに。結果は「ラウール→吉川、吉川→岡本、堀田→吉川、濱田→ラウール、坂東→ラウール、岡本→ラウール」となった。
ラウールの名前をあげた理由は「人見知りが強かった分、今こうして笑顔なラウちゃんの変わりようを見ると、そうなんじゃないかと思いました」(濱田)、「去年、TGC(東京ガールズコレクション)で一人でダンスを踊るラウちゃんを見たんですが、本当にかっこよくて。みんなに動画で布教していた中での、初めましてで会ったときの人見知りなところのギャップですね」(坂東)とのこと。吉川を選んだラウールは「初めて会ったときはクールな印象だったんですが、休憩中のお話しだったり、笑い方が『えへへへへ』と、キュートなところもあるんだと覚えています」と述べていた。
なお、同イベントは新型コロナウイルス感染拡大防止のため無観客の会場にて実施された。「ハニーレモンソーダ」は、7月9日に全国で公開。
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