性と身体の不一致を幼少期で自覚 女の子になることを夢見るサシャを映したドキュメンタリー「リトル・ガール」公開
2021年5月19日 12:00

第70回ベルリン国際映画祭パノラマ部門正式出品作で、幼少期から自身の性と身体の不一致を覚え、「わたしは女の子」と訴えるサシャと家族を追ったドキュメンタリー「リトル・ガール」が、11月19日から公開される。
サシャは2歳を過ぎた頃から自身の“性別の違和感”を訴えてきたが、学校では女の子としての登録が認められず、男子からも女子からも疎外され、バレエ教室では男の子の衣装を着せられてしまうなど、社会は彼女を他の子どもと同じように扱えずにいた。7歳になってもありのままに生きることができないサシャ。家族は、そんな彼女の個性を支え、周囲に受け入れさせるため、学校や周囲へ働きかける。 さまざまな社会の壁に阻まれながら、幼く自分の身を守る術を持たない彼女の幸せを守るために奔走する母カリーヌと家族、サシャの“戦い”を映したドキュメンタリー。
セバスチャン・リフシッツ監督は、性と身体の不一致は肉体が成長する思春期に起こるのではなく幼少期で自覚される、ということについて取材を始めていた過程で、サシャの母親カリーヌに出会い、本作が誕生。2020年ベルリン国際映画祭で上映後、モントリオール国際ドキュメンタリー映画祭ピープルズ・チョイス賞やインサイド・アウトLGBT映画祭観客賞など、世界中で様々な映画賞を受賞した。
11月19日から、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント