ムロツヨシの娘役に新星・中田乃愛 「マイ・ダディ」特報映像公開
2021年4月28日 07:00

俳優のムロツヨシがシングルファーザー役で実写映画初主演する「マイ・ダディ」の娘役に、新星・中田乃愛が抜てきされた。これにあわせ、ムロと中田が共演する特報映像が公開された。
小さな教会の牧師として働くお人好しな御堂一男(ムロ)は、8年前に最愛の妻を亡くして以来、中学生のひとり娘ひかりを男手ひとつで育てている。苦労がないと言えば嘘になり、決して裕福とはいえないが、幸せな日々を送っていた。儲からないけれど皆からは牧師として慕われ、掛け持ちしているアルバイトでも周囲から頼られている。難しい年頃を迎えたひかりも素直な良い子に育ってくれている。しかし、一男はある日、ひかりが病魔に侵されているという事実を突きつけられる。
本作は、映像クリエイター支援プログラム「TSUTAYA CREATORS’PROGRAM FILMS(TCP) 2016」で準グランプリを獲得した金井純一監督の「ファインディング・ダディ」を実写映画化したもの。金井監督がメガホンをとり、ドラマ「ミス・シャーロック Miss Sherlock」で知られる及川真実と共同脚本を手掛けている。

「ウィーアーリトルゾンビーズ」(2019)に続き、2作目の映画出演となった中田は、今作への出演決定に「オーディションの時から絶対に『ひかりになりたい』という思いが強かったので、作品に出演できると知ったときは、驚きと不安と嬉しさで胸がいっぱいでした」と歓喜。共演したムロについては、「いらっしゃるだけで、その場が明るくなってみんなが笑顔になる。いつも気にかけてくださって、私が緊張していたときも和ませてくださったり、緊張ごと肯定してくださって心が軽くなったのをよく覚えています」と語っている。
一方のムロは、中田の印象を「とてつもなく未完成であり可愛くもあり、純情であり、とても怖がっていましたし、それがとても年齢と相まってですが、すごく人間的な少女的な、これからどんな人に、大人に、女性になっていくのか、まだまだ分からないところの、それが魅力と言いますか。僕が心を奪われてしまったのは事実です。 紛れもない事実なのです」と述懐している。
このほど公開された特報映像では、一男の幸せそうなほほ笑みや一生懸命生きるさまが映し出される一方で、「人生、愛があればうまくいくなんて、誰が言った?」というせつないメッセージが映し出される。制服姿で満面の笑みを浮かべるひかりの「私のお父さんは、お父さんだけだよ」という言葉に号泣する一男の姿が、胸を締め付ける仕上がりとなっている。
「マイ・ダディ」は、9月23日に全国で公開。
(C)2021「マイ・ダディ」製作委員会
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