「父、暴走。」 古田新太が松坂桃李を追い込む! 吉田恵輔監督「空白」特報完成

2021年4月27日 05:00


のみこまれるか、のみこむか
のみこまれるか、のみこむか

俳優の古田新太松坂桃李が実写映画として初共演を果たす「空白」(吉田恵輔監督)が9月23日に公開されることが決定し、あわせてキービジュアルや特報映像がお披露目された。

新聞記者」「MOTHER マザー」「ヤクザと家族 The Family」など意欲作を手がけ続けてきたスターサンズの河村光庸プロデューサーと、「ヒメアノ~ル」「BLUE ブルー」などで奇才ぶりを発揮してきた吉田恵輔監督がタックを組み、「罪」と「偽り」と「赦し」を炙り出すオリジナル脚本のヒューマンサスペンス。全ての始まりは、ある万引き未遂事件。スーパーの化粧品売り場で万引き現場を店長の青柳直人(松坂)に見つかった女子中学生・添田花音(伊藤蒼)が、追いかけられた末に車にひかれて死亡してしまう。娘に対して無関心だった父親・添田充(古田)は、せめて無実を証明しようと店長を激しく追及するうちに、姿も言動も恐るべきモンスターと化していく……。

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キービジュアルには「父、暴走。」のコピーが掲げられ、「台風一家」以来7年ぶりに映画主演を務める古田の顔が全面に押し出されたものと、不安定な視線が何かを物語っている松坂の横顔のもので構成されており、追う者と追われる者のインパクトを際立たせている。このふたりのアップは両面見開きとなり、中面には花音の後ろ姿と「はじまりは、娘の万引き未遂だった」という文面が印象的なレイアウトになっている。

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特報は、花音を青柳が全速力で追いかけるシーンから始まる。追い付かれそうになった瞬間、車道に飛び出す花音--。霊安室で慟哭する充。そして、「娘を失った父はモンスターになる」というナレーションとともに、充の暴走が始まる。青柳の胸ぐらを掴み、怒鳴り、罵倒し、土下座されても許さない。「のみこまれるか、のみこむか」のコピーとともに、制服姿の花音の後ろ姿が映し出される。

なお、今作に田畑智子藤原季節趣里片岡礼子寺島しのぶが出演していることが明らかになった。

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