「るろうに剣心」“始まりの物語”が幕を開ける――「最終章 The Beginning」特報&本ポスター完成
2021年4月20日 08:00

「るろうに剣心 最終章 The Final」とともにシリーズ最終章を飾る完結編「るろうに剣心 最終章 The Beginning」の特報映像と本ポスターが、このほどお披露目された。
和月伸宏氏の人気漫画を、大友啓史監督を実写映画化した本シリーズ。「るろうに剣心」「るろうに剣心 京都大火編」「るろうに剣心 伝説の最期編」に続く“最終章”では、原作とアニメにおける「人誅編」と「追憶編」をもとにした物語を紡ぐ。「るろうに剣心 最終章 The Final」では中国大陸の裏社会を牛耳る謎の武器商人・縁(新田真剣佑)との死闘を描き、剣心(佐藤健)の“十字傷”の秘密を明かす「るろうに剣心 最終章 The Beginning」へと続いていく。
「The Beginning」の物語は、時空を超え、明治から幕末へ。これまでのシリーズとは全く異なる雰囲気で描かれ、「なぜ、剣心は2度と人を斬らないと誓ったのか?」というシリーズ最大の謎に迫っていく。「るろうに剣心」の“始まりの物語”であり、佐藤をはじめ、大友監督率いるスタッフ陣が並々ならぬ想いで作り上げた“絶対に描きたかったエピソード”となっている。
特報では、黒い着物に身を包んだ剣心(=抜刀斎)が血しぶきも省みずに容赦なく人を斬り捨てていく衝撃の姿をとらえている。そして、剣心に近づく巴(有村架純)の存在。のちに妻となる巴をなぜ斬殺することになるのか――十字傷に秘められた真実が描かれる。さらに、長州藩の志士・桂小五郎(高橋一生)、高杉晋作(安藤政信)、剣心と敵対する幕府側の浪士隊・新選組の斎藤一(江口洋介)や沖田総司(村上虹郎)の姿などの動乱の幕末を生きた男たちの姿も映し出されている。
ポスターは、白い着物の至るところから血が滲んで満身創痍な剣心が、降りしきる雪の中で静かに横たわる妻・巴を抱きよせるという、美しく、儚いビジュアル。10年続くシリーズの完結作となるコピーは「これで終わる。ここから始まる。」となっている。
「るろうに剣心 最終章 The Final」は4月23日、「るろうに剣心 最終章 The Beginning」は6月4日から公開。佐藤、大友監督のコメントは、以下の通り。
シリーズ開始当初から、我々の意識の先には常にこの作品がありました。
来るべき新時代を肩に背負い、孤独に囚われ、返り血を浴びながら、生涯ただ一度の恋に生命を煌めかせた、ある人斬りの「運命」をめぐる物語。それは僕にとって、「龍馬伝」の岡田以蔵に始まる佐藤健との十年に及び旅のまさに終着点であり、総決算に他なりません。
人斬り抜刀斎そのものと化した佐藤健は、蒼白く燃える魂を心の奥底に秘め、巴との邂逅と不殺の誓いに至るプロセスを、美しく、ストイックに演じ切りました。その一瞬一瞬を噛み締め、愛おしみながら、僕たちは彼の姿を瞼に焼き付け続けました。
いよいよシリーズ最後の作品、そして我々の集大成をお披露目する時です。
「おろ?」っとおどける剣心とは別人格の、京都の夜を震え上がらせた人斬り抜刀斎の全貌が明らかになります。積み重ねてきた十年に渡る私たちの時間の結晶と、剣心と巴との生命の燃焼の物語「The Beginning」を、ぜひ劇場でご覧いただき、楽しんでいただければと思います。
「The Beginning」では、剣心を語る上で欠かせないエピソードである、剣心が抱える十字傷の正体が明らかになります。
パート1から『The Final』で穏やかに微笑んできた剣心とは違い、闇の中で生きる人斬り時代の剣心の姿が描かれます。
剣心のこのエピソードをお客さんに知ってもらって初めて『るろうに剣心』が完結します。
完成した映画を見ましたが、僕が思い描いたものを遥かに超えたクオリティで大友監督が映画として完成させてくれました。嬉しいですし、悔いはありません。
僕自身絶対に演じたいエピソードでしたので、早く皆様に届けたいです。ぜひ、「The Final」と合わせてご覧頂けると嬉しいです。
(C)和月伸宏/ 集英社 (C)2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
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