森優作は次世代の名バイプレイヤーだ! 「ゾッキ」齊藤工監督も“稀有な役者”と絶賛
2021年3月31日 13:00

竹中直人、山田孝之、齊藤工が監督を務める映画「ゾッキ」の新場面写真とメイキング画像を、映画.comが独占入手した。フォーカスが当てられているのは、齊藤監督が手掛けたエピソード「伴くん」に出演した俳優の森優作。現在“次世代の名バイプレイヤー”とうたわれる逸材――「ゾッキ」での生きざまを目撃すれば、その由縁がきっとわかるはずだ。
竹中、山田、齊藤が共同監督として一丸となり、大橋裕之氏の初期傑作集「ゾッキA」「ゾッキB」を映画化。舞台演出家で劇作家の倉持裕が、原作に収録されているいくつかのエピソードを織り交ぜて構成し、脚本を執筆。ありふれた日常で巻き起こる、不思議な笑いに包まれた物語が紡がれる。大橋氏の故郷である愛知・蒲郡市で撮影が敢行された。

「伴くん」は、原作「ゾッキA」の第1話として収録されている作品。プロデューサーも兼任した山田監督が実写化にあたり「絶対に外せない作品」として挙げるなど、映画版でも強烈なインパクトを残すエピソードとなっている。
高2の終わり、牧田(森優作)に初めてできた友達の伴くん(九条ジョー)。牧田が彼にとっさについてしまったある“嘘”をきっかけに、伴くんは少しずつ暴走し、牧田は追い詰められるように嘘を塗り重ねていくことに……。予想不可能な展開、次第に狂気をはらんでいく伴くん役の九条はもちろん、「友達を失いたくない」という思いから懸命に嘘をつき続ける牧田役の森の演技に引き込まれる。


森は「『また、必ず会おう』と誰もが言った。」(古厩智之監督)で役者デビュー。2015年には、オーディションで選ばれた「野火」(塚本晋也監督)で豹変していく青年・永松を演じ、注目を集めた。18年前期のNHK連続ドラマ小説「半分、青い。」では、主人公の初恋の相手・小林役として参加。当時28歳にして“まったく違和感のない学生姿”がネットニュースに。現在31歳の森は、「ゾッキ」でも1ミリの違和感を感じない学ラン姿の高校生を体現している。

光石研、田中哲司といった“名バイプレイヤーたち”と同じ事務所に所属している森。近年では、大ヒットを記録している「花束みたいな恋をした」(土井裕泰監督)、絶賛の声が相次いだ「佐々木、イン、マイマイン」(内山拓也監督)、大泉洋が主演した「騙し絵の牙」(吉田大八監督)といった話題作に出演している。
齊藤監督は自らキャスティングも担当しており、森の才能に着目していた。原作に忠実な見た目、奇怪な行動をとる伴くんに注目が集まっているが「森さん演じる牧田あっての伴くん」(齊藤監督)とのこと。さらに、ワールドプレミア上映となった東京国際映画祭の舞台挨拶では、こんな発言をしていた。
齊藤監督「森さんがカメラの前に立つだけで『ゾッキ』の世界が成立する稀有な役者さん。牧田という重要な役を演じていただけて、それだけで“勝ったな”と思いました」

場面写真&メイキング画像では、齊藤監督&竹中監督とともに現場に挑んだ際の緊張感溢れる表情、チーム「伴くん」の和やかな記念撮影などを活写。九条とともに築き上げた“エモさNo.1のコンビネーション”に注目してほしい。
「ゾッキ」は、3月20日から蒲郡市、3月26日から愛知県(一部劇場を除く)で先行公開中。4月2日より全国で公開。同作の制作から公開までの“裏側”に迫ったドキュメンタリー「裏ゾッキ」は、今春封切られる。
(C)2021「ゾッキ」製作委員会
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