日本各地のストリップ劇場の踊り子たちの楽屋裏、生活を映したドキュメンタリーがフランスで2冠
2021年3月23日 21:00
「ニッポンの、みせものやさん」の奥谷洋一郎監督の最新作で、全国のストリップ劇場の楽屋で過ごす踊り子たちの生活風景を記録した「Odoriko(英題)」が、フランスを代表する国際ドキュメンタリー映画祭「シネマ・デュ・レエル」にてグランプリに次ぐ「スキャム国際賞」と、仏文化省が授与する「文化無形遺産賞」を3月21日(現地時間)、ダブル受賞した。
ストリップ劇場は昭和の最盛期には全国に300館あったといわれるが、娯楽産業が多様化したことで斜陽化は進み、現在は約20館ほどが営業を続けている。本作は2013年から2017年までの4年間に、実際に全国各地のストリップ劇場をまわって取材を続けた奥谷監督が、踊り子や劇場関係者数十人を撮影して、2020年に完成させた。
奥谷監督は受賞に際し、「日本のストリップ劇場でこれまで『踊り子』としてお仕事をされてきた女性たち、また私が実際にストリップ劇場でお会いしたすべての方々と喜びを分かちあいたいと思います。『みなさんが繋いでこられた日本のストリップティーズを、世界の人たちは応援していますよ』と彼女たちに伝えたいです。私は、これまで市井の人たち、この社会で同時代を生きる私の隣人たちを撮影してきましたが、これからもそのような名もなき人たちの営みを映画に描いていきたいです」と喜びのコメントを寄せている。
日本での劇場公開は未定。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
【魂に効く珠玉の衝撃作】「私が死ぬとき、隣の部屋にいて」――あなたならどうする?
提供:ワーナー・ブラザース映画
キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
【本作は観るべきか、否か?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか…!? 不適切報道では…?衝撃実話
提供:東和ピクチャーズ
君の忘れ方
【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?
提供:ラビットハウス
海の沈黙
【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる
提供:JCOM株式会社
サンセット・サンライズ
【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作
【開始20分で“涙腺決壊”】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれた
提供:ディズニー