結婚5年目、初めての1人旅で“見えてきたもの”は? ホン・サンス監督作「逃げた女」6月11日公開
2021年3月22日 12:00

2020年の第70回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)に輝いたホン・サンス監督の24作目「逃げた女」が、6月11日から公開されることが決定。あわせて、ポスタービジュアルと予告編がお披露目された。
世界的に注目を集める韓国映画界で、ひときわ特異な存在感を放ち続ける映画作家ホン・サンス。21年・第71回ベルリン国際映画祭では、最新作「Introduction」が銀熊賞(脚本賞)を受賞。2年連続での銀熊賞受賞という快挙を果たしている。
本作は、公私にわたるパートナーであり、「お嬢さん」(パク・チャヌク監督)で強烈な印象を残したキム・ミニとの7度目のタッグ作。20年のカイエ・デュ・シネマが選ぶベストテン2位にも選ばれている。ホン・サンス作品の常連俳優であるソ・ヨンファ、クォン・ヘヒョに加え、「はちどり」のヨンジ先生を演じたキム・セビョクなど実力派が集結した。

5年間の結婚生活で一度も離れたことのなかった夫の出張中、初めてひとりになったガミ(キム・ミニ)は、ソウル郊外の女友だち3人を訪ね、再会する。バツイチで面倒見のいい先輩ヨンスン、気楽な独身生活を謳歌する先輩スヨン、偶然再会した旧友ウジン。行く先々で「愛する人とは何があっても一緒にいるべき」という夫の言葉を執拗に繰り返すガミ。穏やかで親密な会話の中に隠された女たちの本心と、それをかき乱す男たちの出現を通して、彼女の中で少しずつ何かが変わり始めていく。
タイトルが示す「逃げた女」とは誰のことなのか、そして、ガミは一体何から逃げたのか。愛について、結婚について、これからについて、揺れ動く女性心理をスリリングにあぶり出す物語が展開。人間や人生の本質を、ユーモアと詩情豊かなホン・サンス独自のスタイルで描き出していく。予告編では、ホン・サンス組のキャストに加わった“猫の名演技”にも注目だ。
「逃げた女」は、6月11日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開。
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