盾が葛藤を与え、感情的にする――「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」脚本家が明かす2人の物語
2021年3月17日 13:00
マーベル・スタジオ制作の新オリジナルドラマシリーズ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」が、Disney+で3月19日から日米同時配信される。新たなキャプテン・アメリカを巡る本作について、脚本家マルコム・スペルマンのコメントをもとにストーリーを紐解いていく。
主人公は、アベンジャーズのメンバーとして共にキャプテン・アメリカと戦ってきた、人工の翼を駆使する空飛ぶ戦士ファルコン/サム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)に加え、かつては洗脳され暗殺者となっていたものの、本来の人格を取り戻し、長年の親友であるキャプテン・アメリカと共に戦うようになった超人兵士ウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ(セバスチャン・スタン)が主人公となる。
2人の戦友であり、アベンジャーズを率いてきたキャプテン・アメリカが去った世界で、彼の象徴ともいえる盾(シールド)を託されたファルコン。キャプテン・アメリカが担ってきたリーダーシップや、平和を守る責務を背負い切れないと悩みはじめるが、やがてウィンター・ソルジャーと共に世界を揺るがす壮大な戦いに巻き込まれていく。
ストーリーを担当した脚本家のマルコム・スペルマンは、初めてフォーカスされる2人の関係について「共通の親友を取り払うことで、真の彼らの関係が生のままそこに残る」と語る。「アベンジャーズ エンドゲーム」からそう離れていない時間から始まり、「サノスはいなくなり、40億人が5年を経て戻ってきた。でも、世界中がまだ混乱を感じている。すべてはそこから生まれる。その状況から悪者も生まれるし、ヒーローもそんな世の中に対処しないといけない。それがストーリーを牽引している」と説明する。
さらに、本能で自発的に行動するタイプのファルコンと、冷静で計画的なウィンター・ソルジャーという“火と水”のように相容れない性格の2人について、「2人も5年間いなくなって、戻ってきた。そして今、彼らはMCUで起こったすべての出来事を思い返している……。死や冒険や、いなくなった友達。全6話の中で、彼らはそれに向き合っていく。さらに彼らはスティーブ(キャプテン・アメリカ)を失ったことにも向き合わなければならない」とストーリーに触れる。
「それが自分個人にとって、また2人の関係においてどんな意味を持つのか。この2人は本当に友達なのか、それとも、彼らはそれぞれスティーブの親友だったにすぎないのか、この2人でうまくやっていくことはできるのか。シールドの存在が、それらの葛藤を表面化させるのか、シールドは最終的に誰のものになるのか。予告編でも感じたと思うけれど、そこははっきりしない。でも、シールドは彼らにたくさんの葛藤を与え、彼らを感情的にするんだ」と本作のヒントを明らかにした。
公式YouTube(https://youtu.be/So33u3VdMps)では新たな予告編が披露され、そのなかでもキャプテン・アメリカから受け継いだ盾の重要性を伝えるシーンが収められているほか、2人の微妙な関係性も見てとれる。
「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」は、Disney+で3月19日から日米同時配信。
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