松山ケンイチの徹底した役作り 2年かけて“負け続きのボクサー”の風格を会得
2021年3月15日 12:00

「ヒメアノ~ル」「犬猿」の吉田恵輔(吉はつちよしが正式表記)が監督、脚本を務めた完全オリジナル作品「BLUE ブルー」が、4月9日から公開される。主演の松山ケンイチが演じたのは、情熱はあっても才能が無い、負け続きのボクサー。2年間という時間をかけ、役を憑依させていった。
吉田監督が30年以上続けてきたボクシングを題材に、自ら脚本を書き上げた本作は、挑戦者を象徴する“ブルーコーナー”で戦い続ける者たちの生きざまを描く。誰よりも努力し情熱を注ぐボクサーの瓜田信人を松山、同じジムに所属し、チャンピオン目前の後輩・小川一樹を東出昌大、瓜田の初恋の人で、今は小川の婚約者の天野千佳を木村文乃が演じている。

「GANTZ」では体重を7キロ増量、「聖の青春」では20キロ近く増やすなど、役柄によってビジュアルを変え、説得力を持たせる徹底した役作りを行ってきた松山。 “その役になりきること”を優先し、「NANA」に出演した際には一晩でベースを一通り弾けるように練習し、「ノルウェイの森」では繊細な感情の揺れを見せ、「珍遊記」ではお尻を披露するなど、出演する作品の中で光るものを見せつけてきた。
ボクシングと関西弁は、見る人が見れば嘘がバレてしまうというリスクから、本作のオファーは断ろうと思っていたそうだが、2年間かけて身体をつくりあげるのではなく、佇まいを本物にするというアプローチを行った。
縄跳び、ミット打ち、サンドバック、防御の練習など、一般的なトレーニングをこなしつつも「大事にしたのは、ジムにずっといること。練習している人や、トレーナーがどういう掛け声でミットを打っているかとか、常に見ていました」と語る。長い時間をかけてジムでのボクサーの雰囲気を身につけ、新たに披露された場面写真からも、その役作りの一端が垣間見える。
「BLUE ブルー」は、4月9日から東京・新宿バルト9ほか全国公開。
(C)2021「BLUE ブルー」製作委員会
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

フロントライン
【感情、爆発。】日本を代表する超豪華キャスト。命を救う壮絶な現場。極限の人間ドラマ。魂の渾身作。
提供:ワーナー・ブラザース映画

試写会で絶賛続々
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

ネタバレ厳禁映画の“絶品”登場!
【超・超・超・超・異色展開】このカオス、このサプライズの波状攻撃…あまりにも好きすぎた
提供:バンダイナムコフィルムワークス

宝島
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】すさまじい映画だった――全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

映画「F1(R) エフワン」
【「トップガン マーヴェリック」を観た人類におくる】あの“胸アツ”を更新する限界突破の超注目作
提供:ワーナー・ブラザース映画

We Live in Time この時を生きて
【仕事にならないくらい泣いた…】人生の岐路で何度も観返したい、“一生大切にする”珠玉の1本
提供:キノフィルムズ

おばあちゃん版「ミッション インポッシブル」!?
【辛口批評サイト98%超高評価!】アクション映画好きに全力でオススメ!めちゃ良かった!!
提供:パルコ