松井玲奈、映画単独初主演! 「幕が下りたら会いましょう」で筧美和子、しゅはまはるみと共演
2021年3月15日 14:30
松井玲奈が映画単独初主演を務め、筧美和子、しゅはまはるみと共演する「幕が下りたら会いましょう」が、11月に公開されることが決定。あわせて、ティザーポスターと特報もお披露目された。
本作は、妹の死によって心を揺さぶられる、夢敗れたはずの売れない劇作家の姿を描いた作品。実家の美容室を手伝いつつ、なかずとばずな劇団「劇団50%」を主催していた麻奈美は、ある日、東京で働いていた妹・尚の死を知らされる。劇団員の結婚祝いで集まって馬鹿騒ぎをしていた同じ夜、尚は資材置場で亡くなっていた。その日、麻奈美は尚からの着信があったにもかかわらず電話に出なかった。
松井が演じるのは、主人公・斎藤麻奈美。筧は麻奈美の妹・尚役、しゅはまは麻奈美の母・京子を演じることに。監督を務めるのは、長編映画初挑戦となる前田聖来(MOOSICLAB2018長編部門「いつか輝いていた彼女は」を脚本・監督)。本作について「孤独感を感じる事も多い今、周りの大切な人々へ想いを伝えるきっかけとなる作品にできたらと思っています」と思いの丈を述べている。
特報は、キャストのさまざまな感情を切りとった仕上がりに。また、ティザーポスターは、麻奈美と尚という対象的な2人を“静と動”で表現している。主題歌は、デビュー時から数々のタイアップやラジオ局パワープレイを獲得し、注目を集めている「JamFlavor」。脚本制作段階から入り、映画に合わせて制作された「CRY 戻りたい夜を」は、音楽配信代行サービス「BIG UP!」で今秋に配信予定。
「幕が下りたら会いましょう」には、11月に東京・新宿武蔵野館ほか全国順次公開。松井、筧、前田監督のコメントは、以下の通り。
撮影期間中、ずっと深い穴に落ちたような気持ちでした。演じた麻奈美の心の糸がそれだけ絡まっていたのだと思います。撮影が終わった今も麻奈美や尚のことを思い出します。あの時こうしていれば、そんな局面は人生で誰にでもあって、見終わった後、自分にとっての「あの時」に素直な気持ちで触れられる作品になっていると感じています。
撮影が終わって日が経った今でも、この作品の1シーン1シーンが色濃く残っています。演技をする上で前田監督がとても繊細な心理描写にこだわってアドバイスをくださりました。改めて人の心の中、頭の中はとても複雑にさまざまな感情が混在していて、それを表現することの難しさ、楽しさを感じました。初めてのダンスや泥酔するシーンもあり、とても不安でしたが周りの方にサポートしていただきながら今出来る精一杯を振り絞りました。完成を楽しみにしています。そして多くの方に届くことを願っています。
コロナ禍で制作した本作が、まずキャスト・スタッフ陣が健康にここまでこれたということに感謝しています。企画段階から松井さんと打ち合わせを重ね、普段の制作とは違う刺激を受けながら作品を作り上げていくことができました。そうして生まれた多数のキャスト陣が織り成す、人間臭くどこか愛おしいキャラクターにもぜひ注目して頂きたいです。孤独感を感じる事も多い今、周りの大切な人々へ想いを伝えるきっかけとなる作品にできたらと思っています。
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