SAG賞授賞式が生放送を断念 レッドカーペットなしで1時間の収録番組に
2021年3月6日 11:00
米アカデミー賞の前哨戦として知られる全米俳優組合(SAG)賞授賞式が、従来の生放送ではなく、収録で行われることが発表された。
俳優組合が選考するSAG賞授賞式は、アカデミー賞を占ううえで重要な役割を果たしている。2020年も、アカデミー賞で外国語映画である「パラサイト 半地下の家族」(ポン・ジュノ監督)が作品賞を含む4冠を達成する前に、SAG賞は作品賞にあたるキャスト賞を同作に授与していた。
例年、アメリカではSAG賞はTNT、および、TBSで数時間にわたって生中継されるが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、計13部門の受賞結果を1時間の特別番組で伝えるという。レッドカーペットや授賞式会場からの中継はなく、すべて収録で行われるという。
授賞式中継といえば、2月28日(現地時間)に実施されたゴールデングローブ賞授賞式が、リモート中継を駆使した生放送を行ったものの、トラブルが連発し、大きな批判を浴びたばかり。SAG賞授賞式中継が収録に切り替わったことで、アカデミー賞の対応に注目が集まっている。
なお、SAG賞授賞式は4月4日に放送、アカデミー賞授賞式は4月25日に実施される。