「三銃士」を77億円規模で大作映画化 エバ・グリーン、バンサン・カッセルらが参加

2021年2月19日 11:00


フランスで今夏クランクイン予定
フランスで今夏クランクイン予定

アレクサンドル・デュマによる古典小説「三銃士」を、仏映画界が2部作の大作として映画化することが明らかになった。米バラエティが報じている。

「三銃士」は、都で一旗あげようと上京した青年剣士ダルタニャンが、ひょんなきっかけからアトス、ポルトス、アラミスの3人の銃士と友情を育み、悪玉リシュリュー枢機卿らの企みに挑んでいく冒険活劇。これまでに幾度となく映像化されてきた傑作だが、このほど映画プロデューサーのディミトリー・ラッサム(「リトルプリンス 星の王子さまと私」)が、仏映画会社パテと新たな映画化企画を立ち上げた。

6000万ユーロ(約77億円)の巨額を投じて「三銃士 ダルダニャン(原題)」「三銃士 ミレディ(原題)」の2部作として製作される予定で、ドイツのコンスタンティン・フィルムとスペインのDeAPlanetaが共同製作として参加。新型コロナウイルス感染拡大後のヨーロッパ映画としては最大規模となる。「Eiffel(原題)」のマルタン・ブーブロン監督がメガホンをとり、「お名前はアドルフ?」のアレクサンドル・ド・ラ・パトリエールマチュー・デラポルトが脚本を執筆する。

キャストに関しては、アトスことラ・フェール伯爵役をバンサン・カッセル、謎の女ミレディー・ド・ウィンター役をエバ・グリーンが演じるほか、主人公ダルダニャン役にはフランソワ・シビル(「パリのどこかで、あなたと」)が決定している。すでにプリプロダクションが行われており、今夏、フランスでクランクインする予定だという。

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