ゲイの水球チーム、ハッピーオーラ全開！「シャイニー・シュリンプス！」7月9日公開＆予告完成

2021年2月9日 18:00

実在するゲイの水球チームをモデルにしたフランス映画「シャイニー・シュリンプス！愉快で愛しい仲間たち」が、新型コロナウイルス感染拡大に伴う公開延期を経て、新たに7月9日から公開されることが決定。あわせて、予告編と本ポスタービジュアルもお披露目された。

物語は同性愛者への心ない発言の罰として、元水泳選手でオリンピック銀メダリストのマチアス（ニコラ・ゴブ）が、ゲイのアマチュア水球チームのコーチに就任することから始まる。マチアスが任された「シャイニー・シュリンプス」は、パーティが大好きで、試合の勝ち負けにはこだわらないお調子者の集団。ストイックで堅物のマチアスは、3カ月後にクロアチアで開催されるLGBTQ＋のスポーツの祭典「ゲイゲームズ」にチームを出場させるというミッションを課される。

予告編は、「我らシャイニー・シュリンプス！」というチームの掛け声とお決まりのポーズで幕を開ける。ボートに乗り、はしゃいで水着を脱ぎ投げつけるなど、自由奔放でハッピーオーラ全開のメンバーたちに、マチアスの我慢も限界寸前。しかし、自身をチームに招き入れたリーダー・ジャンが病気を隠しており、残された時間を仲間と一緒に楽しみたいと望んでいることを知る――。そんな願いに心を動かされたマチアスがチームと本気で向き合い、「ゲイゲームズ」に挑むさまが、エネルギッシュかつポジティブに映し出されている。

本作は、実在の「シャイニー・シュリンプス」のメンバーでもあるセドリック・ル・ギャロ監督の体験に着想を得て製作された。昔はゲイの友人がひとりもいなかったと話すギャロ監督は、それぞれが悩みを抱えながらも、お互いをありのままに受け入れるチームとの出会いは、劇中のマチアスと同様、「人生が変わるほどの経験」だったと明かす。

そして日本での新公開日決定にあわせ、ル・ギャロ監督と、共同監督を務めたマキシム・ゴバール監督から連名でメッセージが寄せられた。「一年間の不安定な時期を経て、日本での公開が決まりとても嬉しくワクワクしています。この危機は、人生ははかなく短いものであることを思い出させてくれるはずです。だからこそ、本当の自分を受け入れることが急務であり、今しかないのです――それはまさにシャイニー・シュリンプスの目的です。違いを分かち合いましょう、映画館に行きましょう、そしてまたお会いしましょう！」と喜びを明かしている。

ポスタービジュアルは、黄昏をバックにしたようなティザービジュアルから一転、夜明けを感じさせる風景のなかで肩を並べるチームメンバーとマチアスが切り取られている。あわせて、2月12日からムビチケカードが発売されることも決定。劇場購入特典は、激しく動くエビのイラスト「えっびっ」のLINEスタンプで知られるクリエイター・伊豆見香苗とのコラボ手ぬぐいとなった。

「シャイニー・シュリンプス！愉快で愛しい仲間たち」は、7月9日から東京のヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、Bunkamura ル・シネマほか全国順次公開。