「バッファロー'66」、ビンセント・ギャロによる本国初公開時オリジナル予告編
2021年1月25日 17:00
1999年に渋谷シネクイントのオープニング作品として公開され爆発的ヒットを記録し、このほど約20年ぶりにリバイバル公開されるビンセント・ギャロ初監督作「バッファロー'66」。ギャロが自腹を切って制作した本国公開時のオリジナル劇場予告編が公開された。
クレール・ドニ、マーティン・スコセッシ、エミール・クストリッツァ、アベル・フェラーラなどの個性派監督作品に出演していた俳優であり、ミュージシャンであり画家でありモデルでもあったアーティスト、ビンセント・ギャロが初めて監督に挑んだ長編映画。ギャロが、監督・脚本・音楽・主演の4役をこなし、ギャロ自身の子供時代の経験と感情を脚本に盛り込み、ダメ男だがなぜか憎めない主人公ビリーの人生模様と、「アダムス・ファミリー」(91)のクリスティーナ・リッチが演じる、彼の全てを優しく受け止めようとする少女レイラを描いた。90年代の渋谷のミニシアター文化を牽引した渋谷シネクイントのオープニング作品として 1999年7月3日に公開、34週間の大ロングラン、興行収入2億5000万円を記録する驚異的ヒットとなった。
このほど公開されたオリジナル劇場予告編は本国アメリカで初公開時に作られたもの。通常予告編は宣伝ツールであるため、配給会社が主導して制作されるが、このオリジナル劇場予告編はギャロが一人ですべてをこなし、全費用を自己負担した。予告編の前には「ヴィンセント・ギャロによって制作、考案、設計、編集、音響 MIX、さらには制作費も支払われた。ライオンズゲートはこれを嫌悪した。」というテロップが入っている。ライオンズゲートとは「バッファロー'66」の出資社であり、北米配給を手掛けた映画会社である。この予告編にはセリフが一切なく、物語を伝える情報もなく、イエスの「Heart of the Sunrise」をバックに静止画のイメージカットの連なりで構成、音楽に合わせて編集されている。こちらは日本での初公開時にもそのまま使われた。
1月29日から渋谷ホワイト シネクイントほか全国順次公開。
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