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マラドーナさんの“光と影” コカインでの逮捕も…衝撃スキャンダル3連発

2021年1月22日 18:00

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マスコミを騒がせるダークな一面も
マスコミを騒がせるダークな一面も
(C)2019 Scudetto Pictures Limited

昨年11月25日に死去したサッカー元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナさんの人生に迫る「ディエゴ・マラドーナ 二つの顔」が、2月5日から公開される。スーパースターとして崇め立てられるマラドーナさんの“光と影”に迫る本作の公開を前に、本編にも収められているダークな一面を紹介する。

マラドーナさん本人の協力を得て製作した本作は、500時間にもおよぶ未公開映像を基に、本人やチームメイトの証言を交えて展開。栄光と転落を繰り返す“天才”の真実が明かされていく。

プライベートではトラブルメーカーとしてマスコミを騒がせていたマラドーナさん。映画では当時の写真や映像と共に以下の“事件”の心境が語られていくため、ここでは概要と本編でも使用されている本人・関係者のコメントを紹介する。

画像2(C)2019 Scudetto Pictures Limited
■愛人とのゴシップ

1986年、愛人であるクリスティアーナ・シナグラとの間に隠し子がいたことが判明。認知を渋った為、マスコミから批判される。

マラドーナさんは「彼女は素敵な女性だった。でも、まさか子どもが出来るとは思ってなかった。受け入れ難かった。ナポリに息子がいることは分かっていたが、当時は気にしなかった。どうでもよかった」とコメントし、クリスティアーナは「彼がナポリに来て1年後に出会ったの。近所に住む彼のお姉さんと私は友達だった。私は21歳で彼は25歳だった。面白くて愛情深い人で私はよく彼の家に行っていた。 だから妊娠が分かっても驚きはしなかったわ。彼は大人じゃないのよ。でも、自分の子どもだと分かっているはず。その事で彼も苦しんでいると思う」と答えている。

■マフィアとの交際

1991年、薬物と売春への関与が疑われ、売春は認めるも薬物は否認。マフィアとの関係も疑われ、批判される。

マラドーナさんは「スクーターに乗せられフォルチェッラまで行った。食事の準備がされていて、一人の男のそばには銃があった。映画で見るマフィアそのものだった。食事が始まるとカルミネ・ジュリアーノ(マフィアのボス)が言った。『君の問題は我々の問題だ。ナポリにいる間は君達を守ってやる』とね。全てが新鮮で映画の中にいるようだった。提案をしてきたんだ。何をすればいいか聞いた。事業を始めるのに利用された。新聞用に写真を2枚撮るだけで時計をくれた。彼らに呼ばれて行く度に金のロレックスがもらえた」と説明している。

■コカインでの逮捕

1991年、検査でコカイン陽性反応が検出。イタリアサッカー協会から15カ月の出場停止処分を科される。アルゼンチンへ帰国するが、コカイン所持で逮捕される。

マラドーナさんは「一発で超人になったような気分になれた。ナポリでは至る所にドラッグがあった。次第に量が増えていった。毎週日曜日に試合に出場した。試合後は外食だ。家族は家にいた。俺は友人達と飲みに出かけた。その時にコカインをやった。それが水曜日まで続いた。その後はひたすら薬物を抜いた。ハイのまま帰宅することもあった。娘達を見て怖くなり、バスルームにこもった。どうしていいか分からず苦しかった。逮捕されて魂が打ち砕かれてしまった」と当時の心境を語っている。

パーソナルトレーナーを務めていたフェルナンド・シニョリーニは「専門家に助言を求めろと言ったが、彼は弱さを見せたがらなかった。僕はクラウディアと一緒に更生施設へ連絡を取った。会長とも話をした。彼の尿からコカインが検出されても驚かない。彼の薬物中毒は周知の事実だった。だが、上層部は厄介払いする好機と考えていた」と証言している。

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