米俳優組合、トランプ氏を除名へ
2021年1月22日 11:00

米俳優組合(SAG)が、ドナルド・トランプ前米大統領の除名を検討していると、米バラエティが報じている。
トランプ氏は、今月6日に起きた米連邦議会議事堂の襲撃事件を「煽動」したとして、米連邦議会の下院に弾劾訴追する議決案を可決されている。これにより、任期中に2度の弾劾訴追を受けたアメリカ史上初の大統領となっている。
こうした動きを受け、トランプ氏が加入する米俳優組合も除名を検討しているという。かつては、「不動産王トランプ」として積極的に映画やドラマに出演。「ホーム・アローン2」へのカメオ出演が有名だが、これは当時所有していたニューヨークのプラザホテルの撮影許可と引き替えに、自身の出演を売り込んだ結果と言われている。ほかにも「セックス・アンド・ザ・シティ」や「ズーランダー」などに出演していることもあり、米俳優組合の会員になったようだ。なお、トランプ氏が全米の人気者になるきっかけとなったリアリティ番組「アプレンティス」には、2004年から15年まで出演している。
SAGのガブリエル・カーテリス会長は、トランプ氏が煽動した米連邦議会議事堂襲撃事件によって5人が死亡し、50人以上の警察官が負傷したことを重く受け止めており、組合規則で認められている最高の罰則となる組合員からの除名を求めている。
カーテリス会長は「ドナルド・トランプ氏は、この組合がもっとも神聖視している価値観――民主主義、真実、あらゆる人種や信仰を持つアメリカ人への敬意、自由な報道の神聖さ――を攻撃しました」と声明を発表。特に、SAGに所属するジャーナリストの安全を脅かしていると批判している。SAGの全国理事会もトランプ氏が規約違反を起こしたとの判断に同意したため、処分は懲罰委員会に委ねられたという。
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