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福田麻由子×新鋭・宮崎彩監督が描く“家族の変容と決別” 「グッドバイ」3月下旬に劇場公開

2021年1月21日 12:00

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第15回大阪アジアン映画祭で上映され、注目を集めた
第15回大阪アジアン映画祭で上映され、注目を集めた
(C)AyaMIYAZAKI

第15回大阪アジアン映画祭インディ・フォーラム部門で初上映された「グッドバイ」が、3月下旬から劇場公開されることが決定。あわせて、ポスター&場面写真、特報もお披露目された。

共に暮らす母、離れて暮らす父、父を求める娘――本作はありふれた家族の姿を通して“家族のゆらぎ”を切り取った作品。少女から大人に変わりゆく主人公の視点から家族の変容と決別をほろ苦く描き出している。監督・脚本を務めたのは、是枝裕和監督のもとで映像制作を学び、本作が初長編となった25歳の新鋭・宮崎彩。日常の機微を積み重ねた丁寧な演出で、変わりゆく家族の姿を優しく、せつなさを込めて浮き彫りにしてみせた。

主人公のさくらを演じるのは、「女王の教室」「白夜行」などで子役として非凡な才能を発揮し、近年ではNHK連続テレビ小説「スカーレット」、映画「蒲田前奏曲」などで深みを増した演技を披露した福田麻由子。そのほか、さくらの母役を小林麻子、園児の父親・新藤役を池上幸平、保育園の同僚役を井桁弘恵、幼なじみ役を佐倉星、離れて暮らす父役を吉家章人が演じている。

母親と2人暮らしのさくらは、ある日職場の保育園で園児の保護者である、新藤と出会う。彼に、離れて暮らす父の姿を重ねるようになるさくら。やがて、彼女はかつての父親に関する“ある記憶”を思い出す。「知らないほど、近くおもう。」というコピーを添えたポスターは、さくらの哀感を感じさせる表情を活写。特報は、さくらが父に再会するまでの姿を、杉本佳一による儚く美しい音楽とともに映し出している。

グッドバイ」は、3月下旬から東京・渋谷ユーロスペースほか全国順次公開。主演の福田、宮崎監督のコメントは、以下の通り。

撮影を開始したときから約3年が経ちました。
映画館で公開していただけることが決まって、本当にありがたく、嬉しく思います。
同世代の仲間たちともがきながらひとつの作品をつくれたことは、とても大きな経験でした。
オファーをいただいたとき宮崎監督から、半分あてがきで書いたと言われました。
その意味が、完成した作品を観てはじめてちゃんとわかったように思います。
自分の嫌いなところ、目を背けたいところが、映されていました。
個人的には観ていて苦しい気持ちになりましたが、私という人間に愛を持って真正面から向き合ってくれた宮崎監督には、本当に感謝しています。
この映画がみなさまに届くことが、怖くて、楽しみです。
【宮崎彩監督】
小さな世界を撮ろう。
ごく限られた空間と関係でつくられた、その世界の、綻び。
社会で気づかれなくとも、きっとここではパンデミックより大きな変化だ。
私はどうしても福田麻由子の眼で、覗きたかったのです。
あの世界を真摯に生きてくれてありがとう。
劇場で、誰かが見つけるのを、待っています。

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