ゴッサム賞作品賞は「ノマドランド」 観客賞と2冠
2021年1月15日 19:00

第30回ゴッサム・インディペンデント・フィルム・アワードが1月11日(現地時間)、米ニューヨークで行われ、クロエ・ジャオ監督の「ノマドランド」が作品賞と観客賞に輝いた。
ゴッサム・インディペンデント・フィルム・アワード(通称「ゴッサム賞」)は、米独立系映画の製作に携わる人々を支援するインディペンデント・フィルムメーカー・プロジェクト(IFP)主催の映画賞で、主に米北東部で製作されたインディペンデント作品が対象となる。例年は12月上旬に開催されるが、2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、延期を余儀なくされていた。
作品賞と観客賞を獲得した「ノマドランド」は、「スリー・ビルボード」のオスカー女優フランシス・マクドーマンド主演で、アメリカ西部の路上に暮らす車上生活者たちの生き様を描いた物語。第77回ベネチア国際映画祭の金獅子賞をはじめ、第45回トロント国際映画祭の最高賞である観客賞、第41回ボストン映画批評家協会賞の作品賞などを受賞し、オスカー有力候補とみられている。なお、ジャオ監督はデビュー作「ザ・ライダー」(2018)でもゴッサム賞の作品賞に輝いており、今回が2度目の受賞となった。
主演男優賞は、「サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ」で、聴覚を失ったドラマーを演じたリズ・アーメッドが獲得した。主演女優賞は、「Miss Juneteenth(原題)」のニコール・ベハーリーが受賞。ベハーリーは元ミスコン女王のシングルマザーに扮し、反抗期の娘をミスコンに出場させようと奮闘する母親を演じた。
また、今回作品賞にノミネートされたのは、「ノマドランド」(ジャオ監督)をはじめ、「The Assistant(原題)」(キティ・グリーン監督)、「First Cow(原題)」(ケリー・ライヒャルト監督)、「Never Rarely Sometimes Always(原題)」(エリザ・ヒットマン監督)、「Relic(原題)」(ナタリー・エリカ・ジェームズ監督)。ゴッサム賞史上初めて、作品賞にノミネートされた作品すべてが女性監督によるものとなり、新たな歴史が刻まれた。
第30回ゴッサム賞の主な受賞結果は以下の通り。
主演男優賞:リズ・アーメッド「サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ」
主演女優賞:ニコール・ベハーリー「Miss Juneteenth(原題)」
脚本賞:ラダ・ブランク「40歳の解釈 ラダの場合」、ダン・サリット「Fourteen(原題)」
観客賞:「ノマドランド」
ドキュメンタリー賞:「A Thousand Cuts(原題)」「Time(原題)」
外国語映画賞:「息子の面影」

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