綾野剛、新成人にエール「いつか一緒に仕事をしたい」
2021年1月12日 13:30
「新聞記者」の製作陣と藤井道人監督が再タッグを組んだ「ヤクザと家族 The Family」の完成報告イベントが1月11日、都内で行われ、綾野剛、舘ひろし、尾野真千子、北村有起哉、市原隼人、磯村勇斗、藤井監督が登壇した。
変わりゆく時代の中で、様々な問題をはらんだ「ヤクザ」というテーマを、1999年、2005年、2019年の変わりゆく3つの時代で描き、ヤクザとしての道を選び生きた男と彼を取り巻く人々を家族の視点で描く。
本作を一言で表すとしたらというお題に、舘は「愛」と表現。主演を務めた綾野も舘と同じく「愛」と回答し、舘は「愛し合ってますから」と一言。共演者の笑いを誘いながら、和やかなムードでイベントが進められた。
綾野との共演経験が多い尾野は「共演はとても久しぶりなんですけど。以前は、まあ天然で。宇宙人みたいな人なんです。それが現場入るとみんなのケアをちゃんとしていて、コミュニケーションをして、愛情深くて。ちょっと偉そうに言ってもいいですか? こいつ、でかくなったなって(笑)。久しぶりに会って、ただ笑わせるだけの剛じゃないって思いました!」と驚いたことを明かした。
イベントを行ったのが成人の日ということで、綾野は新成人たちを「新成人の皆さんが今どんな思いを抱いてるのか、想像することもどこまで許されるだろうなと思うんですけど。そんな中で皆さんはどんな夢を持っているのかなって。どんな景色が見えてるのかなって。その景色ってちゃんと輝いてるのかな、楽しいのかなって、老婆心のように気になっています。家の中で夢を膨らませること、自分の可能性を時間をかけて育んで欲しい」と祝福。さらに、「ここに立つ自分たちの姿を見て、今日の話を聞いて、もし映画に関わる仕事をしたいと思って(いつかそれを叶えたときには)、この話を聞いていたとぜひ声をかけてほしいです。ぜひ一緒に仕事をしたいです」とエールを送った。
「ヤクザと家族 The Family」は1月29日から全国公開。