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ビンセント・ギャロ「バッファロー'66」1月29日からリバイバル公開 新たな予告編完成

2021年1月8日 17:00

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90年代のミニシアターブームをけん引した作品
90年代のミニシアターブームをけん引した作品
(C)LIONSGATE FILMS 1998

1999年に渋谷シネクイントのオープニング作品として公開され爆発的ヒットを記録した、ビンセント・ギャロ初監督作「バッファロー'66」が1月29日より渋谷ホワイト シネクイントほかで約20年ぶりに公開される。このほど、本公開に合わせた新たな予告編が完成し、お披露目された。

クレール・ドニマーティン・スコセッシエミール・クストリッツァアベル・フェラーラなどの個性派監督作品に出演していた俳優であり、ミュージシャンであり画家でありモデルでもあったアーティスト、ビンセント・ギャロが初めて監督に挑んだ長編映画。

当初は「断絶」(71)のモンテ・ヘルマン監督で企画実現を考えるも、最高の作品にするためには自身のすべてを注ぎ込む必要性を感じたギャロが、監督・脚本・音楽・主演の4役をこなし、ギャロ自身の子供時代の経験と感情を脚本に盛り込み、ダメ男だがなぜか憎めない主人公ビリーの人生模様と、彼の全てを優しく受け止めようとする少女レイラを描いた。90年代の渋谷のミニシアター文化を牽引した渋谷シネクイントのオープニング作品として 1999年7月3日に公開、34週間の大ロングラン、興行収入2億5000万円を記録する驚異的ヒットとなった。

レイラを演じるのは「アダムス・ファミリー」(91)のクリスティーナ・リッチ。またオスカー女優のアンジェリカ・ヒューストンジョン・カサベテス作品の常連ベン・ギャザラ、「グラン・ブルー」(88)のロザンナ・アークエット、「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」(85)のミッキー・ローク、「ビッグ・ウェンズデー」(78)のジャン=マイケル・ビンセントら脇を固める俳優陣も個性的で豪華な顔ぶれが揃い、音楽はギャロの自作曲のほか、英国プログレッシブ・ロック界の二大巨頭イエス、キング・クリムゾンらの楽曲が使用されている。

このほど公開された予告編は“Billy Brown is back”という文字とともにイエスの「Heart of the Sunrise」でスタート。ビリーがレイラを拉致し、父親と激しい口論を展開する。そして「抱きしめて」と言うレイラに対し、頭を抱えながら「握手で我慢しろ」と返すビリー、キング・クリムゾンの「Moonchild」の旋律を背景に、ボウリング場で踊るレイラの姿が切り取られている。

1月29日から渋谷ホワイト シネクイントほか全国順次公開。

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