ミリー・ボビー・ブラウン主演のルッソ兄弟監督作、米ユニバーサルが獲得
2020年12月24日 14:00

「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のミリー・ボビー・ブラウン主演、「アベンジャーズ エンドゲーム」のアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟がメガホンをとる新作映画「The Electric State(原題)」の世界配給権を、熾烈な争奪戦の末に米ユニバーサル・ピクチャーズが獲得した。米Deadlineが独占で報じている。
「The Electric State(原題)」は、超現実的イラストレーションと独自の世界観で注目を集めるスウェーデンの新鋭アーティスト、シモン・ストーレンハーグによるグラフィックノベル「エレクトリック・ステイト THE ELECTRIC STATE」が原作。ドローン戦争で荒廃した架空の1990年代アメリカを舞台に、10代の少女と失踪中の兄の元から送られてきたらしきおもちゃの黄色いロボットが、兄の行方を追って西へ西へと旅する過程で巨大な陰謀に巻き込まれていくというストーリーだ。
2017年に自身の製作会社AGBOを通じて原作本の映画化権を獲得したルッソ兄弟は当初、「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」のアンディ・ムスキエティ監督にメガホンを託す予定だったが、ムスキエティがDC映画「ザ・フラッシュ(仮題)」の監督に抜てきされたため、自らメガホンをとることになったようだ。
脚本は、「アベンジャーズ エンドゲーム」「キャプテン・アメリカ」シリーズの脚本家コンビ、クリストファー・マルクス&スティーブン・マクフィーリーが執筆。ルッソ兄弟が製作・監督を務めるほか、バルバラ&アンディ・ムスキエティ姉弟もプロデューサーに名を連ねる。
ルッソ兄弟は、Netflix史上最高の視聴世帯数を獲得したクリス・ヘムズワース主演の大ヒットアクション大作「タイラー・レイク 命の奪還」をはじめ、ISISと戦ったイラク特殊部隊の実話を描く「モスル(原題)」、8月に亡くなったチャドウィック・ボーズマンさん主演のサスペンス「21ブリッジズ(原題)」、リチャード・マッデンとプリヤンカー・チョープラー共演による米アマゾン・スタジオの新ドラマ「Citadel(原題)」など、AGBOを通じてプロデュース業にも精力的に取り組んでいる。現在は、ライアン・ゴズリングとクリス・エバンスが共演するNetflix映画「The Gray Man(原題)」のクランクインを目前に控え、準備を行っている。
一方のブラウンは、名探偵シャーロック・ホームズの妹を演じたNetflixオリジナル映画「エノーラ・ホームズの事件簿」が大ヒットを記録。同じくNetflixのファンタジー映画「Damsel(原題)」では主演と製作総指揮を務めるほか、「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」(2019)の続編「ゴジラVSコング(仮題)」(20年全米公開予定)に続投が決まっている。
「The Electric State(原題)」の撮影開始時期については、ルッソ兄弟が前述の「The Gray Man(原題)」、ブラウンが「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン4の撮影をそれぞれ終えてからとなるため、21年末から22年初頭になるものとみられている。
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