Google&Amazon創業者、藤井聡太棋士らを育んだ「モンテッソーリ教育」に迫るドキュメンタリー、21年2月公開
2020年12月3日 15:00

「モンテッソーリ教育」の現場を“観察”したドキュメンタリー映画「モンテッソーリ 子どもの家」が、2021年2月19日に公開されることが決定。あわせて、本上まなみと向井理が日本語版吹き替えを担当することがわかった。
「モンテッソーリ教育」は、アンネ・フランクから英国ロイヤルファミリー、Amazonのジェフ・ベゾスやFacebookのマーク・ザッカーバーグら米大手IT企業の創業者、そして棋士の藤井聡太現二冠ら、そうそうたる著名人が受けたとして知られる。このメソッドは、イタリア出身のマリア・モンテッソーリが20世紀初頭に考案して以来、世界中に普及している。
本作は、フランス・ルーベにある同国最古のモンテッソーリ学校の幼児クラスに2年3カ月間密着。そこでは2歳半~6歳の子どもたちが、自らでユニークな教具を選び、自由に学んでいた。水差しの中身を測ったり、花の茎をハサミで切ったり、パズルをしたり――これが彼らの学校での“お仕事”なのだ。劇中では、その過程でおとずれる魔法のような瞬間をとらえ、育児のヒントや教育の重要性のみならず、未来をつくる子どもたちが単なる「ちいさな大人」ではなく、平和の担い手であることを教えてくれる。

日本語版では、本上はマリア・モンテッソーリの声を担当することに。「静かだけれどもの凄くスリリングな、攻めてる映画! 幼い子どもの真剣なまなざしってこんなにも美しいものなのですね。アイロンを掛ける、マッチで火を点す…『あぶない!』ってことも自由にできる環境に驚きました」と作品の感想を述べる。「集団生活でありながら個を大事にする(『同調』を強制しない)教育メソッド。ここには私たちが忘れていたたくさんのヒントがある。仲間の挑戦を静かに見守る小さな『ぼく』や『わたし』の姿に胸がきゅっとしました」と語っている。

向井は、アレクサンドル・ムロ監督の吹き替えを務めることに。「モンテッソーリ女史の教育方針に直接触れたのは今回の映画が初めてです。ただ、そのお名前は以前から聞き及んでいて、どのような方針なのか興味はありました」と告白する。そして「私自身親になり、常に子供との接し方を考える毎日です。ですが何が正解なのか、何が間違っているのか。その答えは恐らくいつまで経っても見つけられないことなのだと思います。そんな苦闘する日々の中で、少しでも子育てに対するヒントになるような作品になっていると思います。刻々と複雑化する社会の中で、一人の親として、そして一人の子として何を感じて生きるべきなのか。その様な悩みを抱える多くの親御様の選択肢を広げる一助になることができれば幸いです」とコメントを寄せている。
「モンテッソーリ 子どもの家」は、21年2月19日に東京・新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国公開。
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