英王室描く「ザ・クラウン」はフィクション 英文化長官がNetflixに明示要請か
2020年12月2日 14:00
Netflixオリジナルシリーズ「ザ・クラウン」に関して、イギリスのデジタル・文化・メディア・スポーツ省のオリバー・ダウデン長官が、各話の冒頭でフィクションであることを明示するようNetflixに正式に要請すると見られている。米バラエティが報じた。
「ザ・クラウン」は、英国史上最高齢君主としていまなお絶大な影響力を持つエリザベス2世の人生を題材にした伝記ドラマ。描く時代の変化に合わせ、2シーズンごとにキャストを総入れ替えしており、エリザベス2世役は、シーズン1と2ではクレア・フォイ(「ファースト・マン」)、シーズン3と4ではオリビア・コールマン(「女王陛下のお気に入り」)が演じた。
ダウデン長官は、英デイリーメール紙に同シリーズが素晴らしいフィクションであることを述べたうえで、「Netflixは最初に(同シリーズが)フィクションであることを明確にするべきです。そうした注意喚起がなければ、劇中で描かれる出来事を実際に経験していない若い世代が、フィクションを事実だと誤認してしまう恐れがあります」と指摘。事実とは異なる描写が、英王室のイメージを損なうことを懸念しているようだ。
同作は、シーズン4が11月14日に配信開始されており、1997年に自動車事故で死去したダイアナ元英皇太子妃(エマ・コリン)に焦点が当てられている。シーズン5とシーズン6では、エリザベス・デビッキ(「TENET テネット」)がダイアナ妃役に決定しており、チャールズ皇太子とダイアナ妃の離婚や、97年の自動車事故などが描かれるものと見られる。
ダイアナ元妃の弟であるチャールズ・スペンサー伯爵は、英ITVに「もし各話の冒頭で、『これは事実ではありませんが、実際に起きた出来事に基づいています』と明記されれば、『ザ・クラウン』にとっては大きな助けになるでしょう」「そうすれば、誰もがドラマのための物語であると理解するでしょう」とコメントを寄せている。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
【魂に効く珠玉の衝撃作】「私が死ぬとき、隣の部屋にいて」――あなたならどうする?
提供:ワーナー・ブラザース映画
キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
【本作は観るべきか、否か?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか…!? 不適切報道では…?衝撃実話
提供:東和ピクチャーズ
君の忘れ方
【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?
提供:ラビットハウス
海の沈黙
【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる
提供:JCOM株式会社
サンセット・サンライズ
【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作
【開始20分で“涙腺決壊”】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれた
提供:ディズニー