米津玄師、是枝裕和監督と初タッグ！　「カナリヤ」MVが公開

photo by 奥山由之

シンガーソングライターの米津玄師が、日本を代表する映画監督・是枝裕和氏と初タッグを組んでいることが明らかになった。

ふたりが相まみえたのは、8月5日にリリースされ、150万セールスを突破している米津の最新アルバム「STRAY SHEEP」の最後を飾る楽曲「カナリヤ」のMV（https://youtu.be/JAMNqRBL_CY）で、11月19日にYouTubeで初公開された。第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で、「万引き家族」が最高賞にあたるパルムドールを戴冠した是枝監督にとって、MVを手がけるのは約4年ぶりとなった。

(c) Laurent Champoussin

コロナ禍で日常生活が激変するなか、制作された「STRAY SHEEP」。最後を飾る「カナリヤ」は、今を生きる人たちを優しく肯定するような楽曲となっており、是枝監督がその世界観を余すことなく映像化してみせた。

MVには、「海よりもまだ深く」「三度目の殺人」「万引き家族」と是枝監督作に出演し続け、河瀬直美監督の最新作「朝が来る」で抜群の存在感を放った蒔田彩珠、舞踏家・俳優として活躍する田中泯、原田眞人監督の最新作「燃えよ剣」に桂小五郎役として出演する淵上泰史らが出演。三世代にわたる男女の物語が折り合う、短編映画のように見ごたえのある贅沢な仕上がりとなっている。ほか、朝見心、本村海、倉野章子が出演。

なお、米津は「STRAY SHEEP」の収益の一部を、カナリヤ基金を通じてコロナ禍で困窮する人々へ寄付するという。