妻夫木聡、“のび太のおばあちゃん”演じた宮本信子の声に号泣「スイッチが入っちゃいました」
2020年10月29日 18:15

3DCGアニメーション「STAND BY ME ドラえもん2」の完成報告会が10月29日、東京・六本木のグランドハイアット東京で開催された。ゲスト声優を務めた妻夫木聡、宮本信子、八木竜一監督、共同監督と脚本を担った山崎貴が登壇。自身も“ひみつ道具”役で声優として参加した羽鳥慎一が、MCを務めた。
2014年に封切られた「STAND BY ME ドラえもん」は、「ドラえもん」の世界に入りこんだかのような圧倒的な映像、大人も泣けるストーリーが話題となり、国内興行収入83億8000万円を記録。続編となる本作は、前作に続き八木監督と山崎監督がタッグを組み、名作として知られる「おばあちゃんのおもいで」(原作4巻)をベースにした、オリジナルストーリーが展開する。妻夫木が“大人のび太”役で続投し、宮本は物語の行方をにぎる“のび太のおばあちゃん”の声を担当した。
「前作は結婚前夜、本作は結婚式当日を描いています。1カット1カット、前作を超える出来栄えになるように、一生懸命作りました」と語る八木監督。妻夫木は「前回でいろんなことが解決したと思っていたんだけど、当日になってもまだ解決していないことがあったという(笑)。 大人になってもどこか頼りないのび太くんですが、放っておけない愛くるしさを持っているので、大人になってもその雰囲気が出せるように、心がけて演じました」と振り返る。さらに、「オファーを頂いた時は、台本も読まずに『やります』と答えたんですが、その後に台本を見たら『意外と出番あるな』と。正直ビビりました」と笑い交じりに明かした。
山崎監督が「単純に大好きな話だったので、前作に入れられなかったことが心残りでした」というほど映画化を熱望していたエピソード。おばあちゃんに息吹を注ぎ込んだ宮本は「おばあちゃんは、のび太くんがどんなことをしても受け入れる存在。大きな空気をふわっと出して、のび太くんを包んであげるというイメージを持っていました」とほほ笑む。八木監督は「劇中でとんでもないことが起こっても、素直に受け入れてくれるところを、見事に表現してくださった。おばあちゃんは数年後に亡くなってしまうはかなさがあるんですが、最後のビブラートに、そういう感情をこめて頂いた。本当に素晴らしいおばあちゃんでした」と賛辞をおくる。
妻夫木も、宮本の声に心を動かされたという。「出演作品の試写会だと、自分の反省点ばかりを探してしまうんですが。本作では宮本さんの声を聞いた瞬間から涙が溢れちゃって、おばあちゃんが出てくるだけで『泣く』スイッチが入っちゃいました」としみじみ。宮本は、「妻夫木さんは本当に純粋な人だなと思いました。のび太くんもそういう子で、涙を見ていると抱きしめたくなっちゃうんです。本当にこの役をやらせて頂いて良かったわ」と充実感をにじませた。
終盤ではドラえもんも登場し、「“どこでもドア”で、一緒に世界中のおいしいものを食べに行きたいですね」と伝えた妻夫木。ドラえもんは「時々故障するので、ばっちり妻夫木さんのために準備しておきます!」と約束した。最後に妻夫木は、「『ドラえもん』が皆さんにとってのホームタウンのような、ほっとできる場所になったと思います」と自信をのぞかせ、イベントを締めくくった。
「STAND BY ME ドラえもん2」は、11月20日から全国公開。
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