たったひとりで製作、監督、編集、音楽を担当! 国際アニメ映画祭8冠「Away」12月11日公開
2020年10月19日 11:00

ラトビアの新進クリエイター、ギンツ・ジルバロディスが、たったひとりで製作、監督、編集、音楽を手掛けた長編デビュー作「Away」が、12月11日に公開されることが決定。あわせて、ポスタービジュアルと予告編もお披露目された。
ジルバロディスが365日休むことなく、3年半をかけて完成させた本作は、飛行機事故で島に不時着した少年が、さまざまな土地をオートバイで駆け抜けるロードムービー。世界最高の権威と最大級の規模を誇るアニメーションの国際映画祭「アヌシー国際映画祭」では、19年に新設された実験性・革新性のある長編作品を対象とするコントルシャン賞の初代グランプリを獲得した。世界中の映画祭で8冠を達成し、第92回アカデミー賞長編アニメーション部門の最終候補32作品に選出。第47回アニー賞では「アナと雪の女王2」「トイ・ストーリー4」とともにベストミュージック部門ノミネートを果たした。
美しい冒険の旅を見事な映像でつづる長編アニメーションとなっており、全編セリフなし。哲学的なメタファーによって監督の個人的な思いが込められており、鑑賞者の感性を刺激する世界観が広がっている。ポスターと予告編では“その先に何があるのか”という想像をかきたてるビジュアルと映像に仕上がっている。

長編アニメーション制作は集団での膨大な作業が通例となっているなか、その常識を打ち破り、一躍時の人となったジルバロディス。ラトビアで生まれ育ち、8歳からアニメ作りをスタートさせ、過去には手描きアニメーション、3Dアニメーション、実写などさまざまな媒体で7本の短編映画を製作。本作は、それぞれの特徴的な美学を融合したものだ。
アニメーション制作へ新風を巻き起こした“ヨーロッパの新星”として大きな注目を集めたジルバロディスは、日本のアニメーションにも幼少期から触れ、影響を受けてきたという。「『Away』は私にとって非常に個人的な映画なので、世界中の観客に本作が届けられたことを知って、私はとても恐縮しつつ興奮しています。私に多大な刺激を与えてくれた場所、ここ日本で公開されることを本当にうれしく思っています」とコメントを寄せている。
「Away」は、12月11日から東京・新宿武蔵野館ほか全国順次公開。
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