河瀬組ならではの仰天エピソード満載 「朝が来る」メイキング写真&撮影秘話公開
2020年10月18日 10:00
本作は、直木賞&本屋大賞受賞作家・辻村深月氏の長編小説を映画化。実の子を持てなかった夫婦と、実の子を育てることができなかった14歳の少女を繋ぐ「特別養子縁組」によって、新たに芽生える家族の絆と葛藤を描く。メイキング写真は、特別養子縁組あっせん団体「ベビーバトン」の説明会のシーンで赤子をあやす永作博美と井浦新の姿や、河瀬監督自らカメラを持って撮影する姿などを切り取っている。
この説明会のシーンでは、「ベビーバトン」の代表・浅見静恵を演じた浅田美代子が、実際に役者ではない人々からの台本にない質問に1時間ほど答え続けた。浅田は「河瀬監督には嘘(お芝居)は通用しないから」と語り、特別養子縁組のすべてを頭にたたきこんでから撮影に挑んだ。実際に特別養子縁組によって子どもを迎えた養親さんも登場しており、本物の言葉に注目のシーンとなっている。
浅田のように、河瀬組では登場人物が経験してきたこと、これから経験するであろうことを役者たちがリアルに体験する“役を積む”時間が設けられる。
望まぬ妊娠をしてしまった片倉ひかりを演じた蒔田彩珠は、実際に奈良の中学校に一定期間通い、卓球部にも所属していたそう。その中学校には、後に彼氏となる麻生巧(田中偉登)も通い、実際に付き合うシーンを撮影するまでは、互いに話すことは禁止されていたという徹底ぶり。この経験を経た蒔田は「話すことはなかったけど、そこに(田中が)いることは意識していた」と語っている。
そのほか、カメラが回っていない時でも劇中の家族で一緒に生活していたそうで、ひかりに妊娠が発覚したシーンの撮影後には、片倉家の両親(中島ひろ子、平原テツ)が巧の家に行き、ひかりと別れてほしいと頭を下げる“役積み”をカメラを回さずに行うなど、河瀬組ならではの手法で役に説得力を持たせている。
「朝が来る」は、10月23日に全国公開。
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