【全米映画ランキング】デ・ニーロ主演のコメディ「The War with Grandpa」が首位デビュー
2020年10月13日 19:00

コロンブスの日の連休を迎えた全米ボックスオフィス。先週末はロバート・デ・ニーロ主演のファミリー向けコメディ「The War with Grandpa」が約360万ドルのオープニング興収で首位デビューを果たした。
同作は元々ワインスタイン・カンパニー傘下のディメンション・フィルムズ配給の作品だったが、セクハラや性的暴行が発覚し、懲役23年の実刑判決を受けたハーベイ・ワインスタインの騒動により会社が破産したため、ディメンションが配給権を売却。ワインスタイン・カンパニーの元重役が立ち上げた新会社<101 Studios>が配給権を買い、完成から約2年遅れで公開に漕ぎ着けた。
米作家ロバート・キンメル・スミスの同名児童小説を「ガーフィールド2」「アルビン 歌うシマリス3兄弟」のティム・ヒル監督が映画化。妻を亡くし、娘一家とともに暮らすことになったエド(デ・ニーロ)だったが、孫のピーターは自分のベッドルームをおじいちゃんに奪われたため、不満を募らせ、エドを追い出すため様々な嫌がらせを開始、エドも意地になって孫に対抗するという内容。
ユーモア溢れる「ゴッドファーザー」へのオマージュなどもあるが、批評家からは厳しいレビューが多く集まり、OP興収も約360万ドルにとどまった。共演は孫ピーターに「ピートと秘密の友達」のオークス・フェグリー、エドの娘サリーにユマ・サーマン、そしてエドの親友ジェリーにデ・ニーロとの共演はオスカー作品賞受賞の名作「ディア・ハンター」(1978)以来となるクリストファー・ウォーケン。
2位は5週連続の首位からついに陥落した「TENET テネット」。先週末の興収は210万ドルで北米での累計は約4830万ドル。最終興収6000万ドルも厳しくなってきた。ちなみに世界興収は約3億2300万ドルを記録している。3位に「ホーカス ポーカス」のリバイバル、4位にX-MENのスピンオフ「ニュー・ミュータンツ」、5位にはラッセル・クロウ主演「Unhinged」がそれぞれ先週より順位を一つ下げてランクインした。
ハロウィーン合わせで公開されたディズニー/ピクサー作品「リメンバー・ミー」(2018)のリバイバルは6位に。7位にはジム・カビーゼル主演のR指定アクションドラマ「Infidel」が入った。
そして初登場8位にランクインしたのは「ミス・サイゴン」のキム役で、2017年トニー賞ミュージカル部門の主演女優賞にノミネートされた新星エバ・ノブルザダ主演の音楽ドラマ「Yellow Rose」。米テキサスの小さな町でカントリーミュージックのスターを目指すフィリピン出身のティーンエイジャー女性ローズ(ノブルザダ)は、一緒に暮らす母親が米移民関税捜査局に逮捕されたことにより、自らの夢と現実の狭間で揺れ動く。共演にミュージカル「ミス・サイゴン」世界初演でキム役を演じ、フィリピン人として初めてトニー賞を受賞したレア・サロンガに、プリンセス・プンザラン、カントリー歌手のデイル・ワトソン。
その他9位に公開40周年でリバイバル上映中の「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」、10位にはブランドン・クローネンバーグ監督のSFスリラー「Possessor Uncut」が入った。
今週末は、リーアム・ニーソン主演のアクションスリラー「Honest Thief」(ジェイ・コートニー、ジェフリー・ドノバン、ロバート・パトリック共演)などが公開となる。
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