仲野太賀×吉岡里帆「泣く子はいねぇが」予告完成 折坂悠太が初の映画主題歌を担当
2020年10月9日 08:00

仲野太賀と吉岡里帆が共演し、秋田県出身の新鋭・佐藤快磨監督がメガホンをとった「泣く子はいねぇが」の予告編がお披露目。あわせて、シンガーソングライター・折坂悠太が主題歌「春」と劇伴の制作を担当していることがわかった。折坂の楽曲が本作の世界観にぴったりだという仲野の提案により、折坂が初めて映画主題歌を手掛けることとなった。
是枝裕和監督が率いる映像制作者集団「分福」が企画協力し、秋田・男鹿半島の伝統文化である「男鹿のナマハゲ」から、「父親としての責任」「人としての道徳」というテーマを見出した、佐藤監督(「ガンバレとかうるせぇ」「歩けない僕らは」)の完全オリジナル作品。親になることからも、大人になることからも逃げてしまった主人公・たすく(仲野)が過去の愚行と向き合い、不器用ながらも青年から大人へ成長する姿を描く。寛一郎、山中崇、余貴美子、柳葉敏郎らが共演。第68回サン・セバスティアン国際映画祭のオフィシャルコンペティション部門で最優秀撮影賞を獲得したほか、第56回シカゴ国際映画祭、第21回東京フィルメックスへの正式出品も決定している。

予告編は、子どもが生まれてもなお父親の自覚がなく、育児に疲れ果てた妻・ことね(吉岡)に返す言葉もないたすくの情けない表情を活写。かつて参加したナマハゲで大失態を犯したたすくは、家族を置いて逃げるように上京したものの居場所はなく、失ったものを取り戻したい一心で2年ぶりに帰省したのだ。しかし、再婚するということねに厳しい現実を突きつけられ、兄・悠馬(山中)にも浅はかな気持ちを見透かされる始末。「金も、仕事も、自信も、自分も、何もない」未熟さを痛感しながらも、絞り出すように「俺が父親だよ」という決意の言葉を呟く。たすくの「泣く子はいねぇが!」という熱い魂の叫びに、心が揺さぶられる映像に仕上がった。
たすくの葛藤や成長に寄り添う主題歌を作り上げたのは、セカンドアルバム「平成」が第11回CDショップ大賞2019で大賞に輝き、ドラマ「監察医 朝顔」の主題歌「朝顔」でも知られる折坂。詩的な言葉と世界各地のルーツミュージックを吸収した音楽性で、唯一無二の存在感を放っている。本作を彩る「春」は、幼少期をロシアやイランで過ごした折坂のバックボーンを生かし、多彩な楽器を使って生み出された楽曲。伝統文化を題材にした物語に、現代のエッセンスを加えている。
折坂は「どうだろう。男鹿の土の中で眠る種や幼虫は、芽吹き、這い出す自らの行く末を考えるか。ただ今を、今だと思い、うごめき、もだえているのではないだろうか。この映画は土の中を映す。芽吹く希望を今は知らない、あいつと私。それを映す。エンドロールの先に来る季節を思いながら、音を添えさせてもらいました。是非ご覧ください」とコメントを寄せた。
「泣く子はいねぇが」は、11月20日から東京・新宿ピカデリーほか全国で公開。
(C)2020「泣く子はいねぇが」製作委員会
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