米ユニバーサル、「007」「ワイスピ」シリーズ最新作の公開延期を発表
2020年10月3日 20:45

米ユニバーサル・ピクチャーズは10月2日(現地時間)、11月に予定されていた人気シリーズの最新作「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」ならびに2021年4月に予定していた「ワイルド・スピード」シリーズ最新作の公開延期を発表した。米バラエティなどが報じている。
前作「007 スペクター」から約5年ぶりとなるシリーズ最新作「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」は当初、今年4月の公開を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けイギリスでの公開が11月12日、全米公開が同20日にそれぞれ延期されていた。
再延期の発表に際し、製作・配給元のMGMとユニバーサル、プロデューサーのマイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリは「世界中でより多くの観客に鑑賞していただきたく、私たちはシリーズ第25弾『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』の全米公開を、2021年4月2日へと改める決定を下しました。ファンの皆さまをガッカリさせてしまい、心苦しい限りではありますが、来年劇場で皆さまとこの作品を共有するのを楽しみにしています」と共同声明で述べている。
アメリカ国内では、ニューヨークやロサンゼルス、サンフランシスコといった巨大市場の映画館がいまだ営業を再開していない。営業を再開した劇場も大半が定員制限を設けるなど、十分な集客が見込めない厳しい状況が続いており、元来北米以外の興収に頼る傾向がある007シリーズといえども、年内の全米公開で利益を生み出すのは現実的ではないと判断した模様だ。
キャリー・ジョージ・フクナガ監督がメガホンをとる「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」には、今作でジェームズ・ボンド役を卒業するダニエル・クレイグのほか、レイフ・ファインズ、ナオミ・ハリス、レア・セドゥー、ベン・ウィショー、ジェフリー・ライト、ビリー・マグヌッセン、クリストフ・ワルツ、ラミ・マレックら豪華キャスト陣が顔をそろえる。
ユニバーサルは加えて、大ヒットシリーズ第9弾「ワイルド・スピード ジェット・ブレイク」の全米公開延期も発表。予定していた21年4月2日を前述の「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」に譲り、米祝日メモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)の連休にあたる同5月28日へと約1カ月半後ろ倒しにされた。
ユニバーサル史上最高となる5億4190万ドルの世界オープニング興収を打ち立てた前作「ワイルド・スピード ICE BREAK」に続くシリーズ最新作として期待を集める同作では、シリーズベテランのジャスティン・リンが監督に復帰。ビン・ディーゼル、ミシェル・ロドリゲス、ジョーダナ・ブリュースター、タイリース・ギブソン、クリス・“リュダクリス”・ブリッジスらおなじみの“ファミリー”のほか、シャーリーズ・セロン、ヘレン・ミレン、ジョン・シナが新たにキャストに加わる。
「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」「ワイルド・スピード ジェット・ブレイク」ともに、日本での公開日は現時点で未定だ。
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